2016年9月29日木曜日

さくらじい膀胱と前立腺の経過報告

 もう9月も終わりと言うのに連日の長雨そして昨晩の蒸し暑さ、これには流石に参りました。

この異常気象とも思える現象は気象予報士がTVで報じる秋雨前線の停滞が原因らしい、それにしても青空が広がり爽やかな風が待ち遠しい。

そんな鬱陶しい日が続く9月でしたが経過観察が続く内視鏡による膀胱観察と前立腺ホルモン療法で摂取しているリュープリン注射の4回目に行って参りました。

この経過観察と治療に至る発症と手術については先のブログでお話していますが膀胱は手術してから今日で2年7か月、前立腺は摘出手術を受けてから1年7か月を過ぎ今回の検診結果は膀胱内に異常は認められない、前立腺の癌マーカーであるPSA値は0そして尿、他の血液生化学検査においても異常無し、まあ気分よくルンルンで帰宅したのでした。

今日は検診の体験報告と言う程の大袈裟なものではないのですが思う事についてお話をしたいと思います。

内視鏡による膀胱内の観察ですが、もう何回目になるのでしょうか慣れたせいもあって挿入される事自体には恐怖感も左程の苦痛も感じないのですが内視鏡が入って行く様をモニター画面で観ていると括約筋を過ぎて膀胱内がモニターに写される瞬間が最も緊張してしまいます何せ膀胱癌が発見された時の映像がトラウマになっているものですから

“むむむ、何だ!?(*_*;・・さくらじいさん、前立腺よりこっちが先だなあ~と言うドクターの声、どうしても頭の中に過ってしまうのです。

膀胱観察も経験を重ねると患者といえどもベテランですから膀胱内の映像を観た瞬間に口には出しませんが“ホッ・・てな!?具合です、でも堪らんなあ~と言うのが正直な気持ちですね。

勿論、診察前に採尿と採血をしているのですが結果が判る1時間後くらいにドクターの診察があり尿検査は異常無し、血液検査の結果も前立腺がんマーカーであるPSA値は0そして他の検査にも異常無し、良かった・良かった。

それにしてもPSA値の0と言う値についてPSA値が4.0を越えたら前立腺がんの疑いが有りますので精密検査を受けましょうと言うのが一般的な話ですよね、それが癌と診断されてからは0でなければならない。

前立腺のPSA値は炎症でも上昇するらしいので4を越えなければ癌を疑わないと言う事そして前立腺がんは進行が遅いから慌てなくても大丈夫と言うけれどPSA値が気になりだしてからの上昇スピードが結構、速いなあ~と言う印象もあって4を越えたら何て言う判断基準で良いのかなあ~と素人ながら思えてなりません。


でも癌の診断をするのに3泊4日の入院をして生検、細胞診断をしないと判断できないとすれば、やっぱり4が判断基準の閾値なんだろうなあ~とも思ってしまいます。

 前立腺がんマーカーPSA値の推移ですが7.6まで上昇したところで全摘手術。


手術後のPSA値ですが0.084~徐々に0.207と上昇。


小数点以下とは言え気持ち悪い推移ですよね、2015年12月の検診、結果を見てドクターが・・0.00までいかないと0じゃあないんだよね、さくらじい・さん ホルモン療法をしましょう。

この経緯についても先のブログでお話したとおりです。

前立腺がんは男性ホルモンを餌として成長する、つまりホルモン療法と言うのは前立腺がんの餌である男性ホルモンの分泌を阻止する療法なのです。

ホルモン療法を開始する時に病院から頂いた冊子の抜粋を添付しますが参考にして頂ければ嬉しいです。


    武田薬品工業㈱さん冊子から。





リュープリン3.75(12週間持続型製剤)の皮下注射を受けており現在は4回目が済んだところです。

抗男性ホルモン剤、当初はカソデックスOD錠80mgでしたが現在はジェネリック薬品のビカルタミド錠80mg(あすか)を服用しています。

男性ホルモンの分泌を抑える事での副作用ですが顕著に自覚するのは突然、顔や体がほてり、汗をかく(ホットフラッシュ)があります。

汗をかいて暑いのは俺だけかなあ~と女房に言うと“あつうない”と一言。

この副作用症状は女性の更年期障害の様にホルモンバランスが崩れることによるものと
同冊子には記述されていました。


他に長期に続けると骨の量が減ったり、メタボリックシンドロームのように太って、糖尿病や心臓病に悪影響を及ぼす場合があるとの記述もあり・・ええ~!?何と言うかそんな症状にも思い当たる事が・・・(*_*; 😥

現役時代の不摂生もありますがホンマに歳をとるといろんな病が出て来て2005年に発症した糖尿病についても月1回の糖尿病検診を受け現在に至っていて最近気が付いたのですが1日10000歩以上のウオーキング努力が報われていないし今夏は特に体重が微妙に増加していると感じているのです。

この暑い時期に強行する10000歩/日のウオーキングで昨年は6を切っていたヘモグロビンA1cの値が下がらない

最後に今回の医療費ですが。

 病院
皮下筋注射 
リュープリンSR注射用キット11.25mg 1筒 ¥66,890.-
膀胱鏡観察                     ¥9,500.-
 他、検査・病理・診察・管理            ¥14,960.-

 薬局
 ユーエフティー配合カプセルT100 42日×3  ¥31,530.-
 ビカルタミド錠80mg(あすか)  42日×1  ¥18,930.-
 他、管理                        ¥600.-

 医療費合計 ¥142,410.- 
 支払い合計  ¥42,723.-

何時も高額な医療費には驚いてしまいますが、やはり健康である事が公的にも私的にも大事な事ですね。

4期に分けて支払っている国民健康保険料を今日3期分として支払ってきましたが国民健康保険料・高い!!と文句も言えないです、転ばぬ先の杖と申しますか年1回の人間ドックを受診し早期発見に努めるべし・・・。

秋晴れが待ち遠しい


2016年9月5日月曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 20/  後部胴体の製作開始

[] 後部胴体の製作 1/ 


 再び海軍航空技術廠の胴体骨格図ですが前部胴体に続き後部胴体についても、この骨格図が製作寸法と配置組立ての基本資料になります。


 後部胴体、現在の進捗状況です。


[]-1 肋杙7番~16番の製作

 ディアゴス金属ゼロを参考にして製作した肋杙7番~16番の型紙です。


肋杙3mmφ及び縦通材は4mmφアルミチューブを素材にして作成しますが基本的作業手順は前部胴体製作ブログでお話した内容と同じです。

 肋杙は全て円弧形状ですので後の成型作業がし易い様に長尺4mmφアルミチューブ素材を筒に巻き付けて予めコイル状にしておきます。



 肋杙型紙寸法によりコイル状の4mmφアルミコイルをパイプカッターによりカットします。


 型紙の形状になる様に成型をします。


 4mmφアルミパイプを金敷と金槌を使用して板状にするのですが潰し過ぎない様に注意して作業を行います、縦通材は3mmφアルミパイプです。

 垂直尾翼の桁になる肋杙に付いては0.3mmアルミ板材をカットし3mmφアルミパイプを整形して作った肋杙に貼り合わせる方法としました。


 肋杙7番~16番の完成です。


 後部胴体は肋杙7番~16番を縦通材(桁)により繋ぎ合わせて駕籠状に作り上げていくのですが実機の様に各肋杙と縦通材をビス止めにして固定する方法は手間暇もさることながら寸法精度をだすのが難しく、ここは主翼の時と同じ方法つまり肋杙7番~16番と縦通材に切り欠きを作り、その切り欠きどうしをハメ込む、つまり嵌合(かんごう)させる方法としました。

 勿論、実機でこんな組み方をしたら空中分解となってしまいます、模型と言う事での妥協ですね。

 強度計算をするほどの高等数学能力を持ち合わせておりませんので計算に基づく根拠はありません。

 以上の方針により切り欠きを作るのですが、さて何個の切り欠きを作らなければならないのでしょうか!?

 そこで少しでも作業効率をあげようと8月ブログのミニルータ固定台を作ったのでした。

 写真は13番肋杙に切り欠きを施し完成したところです。


 後部胴体は肋杙7番~16番までの10枚そして縦通材(桁)24本から構成されますが全てに切り欠きをつけてから嵌合して組み立てるのには製作精度の問題とジジイの根気が果たして保てるのかの問題がありますので切り欠きを作りながら少しずつ組立てて形が出来上がっていく・・・そうしないと地味な作業の連続に耐えられないのではないかと。

 少しずつ組み立てる為に先ずは後部胴体組み立て治具を作る事にしました。


 後部胴体組み立て治具・製作図

 完成した後部胴体組み立て治具


 ミニルータで切り欠きを作っている作業写真ですが、肋杙と縦通材に切り欠きを作り、それぞれを嵌合させながら組み立てていきます。


 肋杙7番と13番aを底面の縦通材に嵌合させた写真です。


 帝国海軍航空工廠の胴体骨格図に合わせてみる。


 同様の手順で上部縦通材を嵌合させ順次肋杙8番~12番を仮組してみました。
 
 肋杙7番~13番の間隔は治具を基準にする。


 この写真では肋杙7番・10番・13番aのみ縦通材との嵌合切り欠きを作ってありますが他の肋杙8番・9番・11番・12番については切り欠きを作りながら組み立てていきます。


 ここで前後部の胴体接続金具を作っておきます、前部胴体肋杙7番の接続固定金具。


 後部胴体接続固定金具。


 左右の固定については外板を張る前にビス止めにしようと考えています。


 肋杙7番~13番abを上部から縦通材を増やして組み立てていきます。


 前部胴体と後部胴体を繋げてみました。



 同上部から撮影した写真です。


 後部胴体の肋杙と縦通材の固定は切り欠き同士の噛み合わせを採用しましたが固定を確実なものとするために今回は強力瞬間接着剤を多用しております。
 最後に金属接着剤として採用している強力瞬間接着剤について紹介します。

 株式会社 GSIクレオス ホビー部 Mr.ジャスト高強度タイプですが金属を強力に接着できる優れものです。


 次回は後部胴体の続きで下部縦通材の組み込み、そして垂直尾翼へとなりますが垂直尾翼の小骨等どこまでの進捗になるか・・・です。