2016年11月19日土曜日

刈払機デビュー( ^ω^)・・・

 記憶に残ってますでしょうか、ブログ「人生の楽園・・てかあ~」でお話しした時の チェーンソーデビュー写真。



 高速で回転する刃物を木材に押し当てて切る!!初めては緊張して手に汗・・が。

 この写真が今年の3月ですから草の生い茂る夏を挟んで8か月・・山の状況を恐る恐る見に行くと(@_@)ひゃあぁ~案の定と言いますか想定内ではあるのですが3月の状況とは打って変わって“なんじゃあこりぁあ~草ぼうぼうの恐竜が出てきそうな状態に(*_*;・・。

 まあ~予想はしていた事ですから今更驚くことではなく実は過日、農協主催で農機具他の展示即売会がありまして女房実家の婆さん・・失礼、義母がお金を出すと言うものですから、このチャンスにエンジン付き草刈り機を買ってもらったのです。

 暑かった今年の夏はつい先日まで蒸し暑く中々、行動を起こすことが出来なかったのですが先日やっと刈払機デビューをしましたので、そのお話を致しましょう。



 軽トラックに刈払機を積んで・・イザ!!出陣と言う訳ですが・・・実は取扱説明書を読むところから作業の開始です・・どれどれ(._.)・・大丈夫かなあ~一抹の不安が。


 山はこんな感じになっていました。


 作業スタイルはこんな感じで目にはゴーグルを、そして指先に金具の入った長靴を履いて取扱説明書の通りに肩と腰のベルトを確認 ^ω^)・・・おお~ベテランの風格が??


 さあ~エンジンを始動して草刈りの開始です。


 如何でしょう回転は反時計回りですから草を刈るときは右から左へユックリゆっくり慎重に・・と言いますか、やっぱり高速回転する刃物を扱う作業は緊張しまくり             ( ゚Д゚)・・でチェーンソーデビューの時と同じで手には汗が・・・。


 途中経過ですが今日はここまで・・と言いますか作業時間としてはタンクの燃料が切れる約2時間を限度にしましょうと聞いておりますので燃料が切れたところで作業は終了としました、長い時間の振動は身体には良くないらしいです。


 山は逃げませんので次は来週ですね、刈り取った草を焼却しなければならないし、3月に切り出した竹も焼却しなければならないし(*_*)ホンマに山仕事って半端じゃあ~ないですね、手入れをせずに荒れさすと大変です・・(*_*;・・でもねえ~。

メーカーは違いますが草刈正雄さんが”くさかりだあ~と言ってコマーシャル出演していました刈払機について少しだけお話を致しましょう。
 
 エンジン付き草刈り機ですが「刈払機」と言うのが正しい機械名の様です。

 購入したのは9月に農協で催された機器展示即売会で丁度、農業法人の方も見に来られていてご指導を受けての機器決定でした。

 共立刈払機(株式会社やまびこ)SRE2420UT 1式 ¥46,300.-

 最初2万円台を買おうとしたのですが山の下草を刈るんだったら上位機種でないとお~と言われたのと農業法人の方の押しもあって9インチのチップソーを1枚サービスしてもらっての購入でした( ^ω^)・・・やっぱりプロが傍にいると違いますね。


 総重量は4.4Kg


 エンジンは空冷2サイクル単シリンダ 排気量 22.8CC

 燃料タンク 0.58リットル


 先端の回転刈刃(チップソー)標準は40枚刃(25.5mm)


 そして右グリップに在る運転操作桿、所謂刈払機のコクピットですね。


 道具を買ってもらってしまいましたので草刈り作業はさくらじいの日常業務となってしまいました、┐(´д`)┌ヤレヤレ・・・😥・・・。

 取扱説明書の抜粋



2016年11月13日日曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 22/ 水平尾翼と昇降舵

【Ⅷ】水平尾翼・昇降舵(ラダー)の製作

 先ずは進捗写真からお見せしますが現在は後部胴体への仮組となっています。



 さて何時もの日本帝国海軍 航空技術廠の関連図面からスタートです( ^ω^)・・・と言いますか、この図面頼りですから着手には絵を眺めて、構想を練ってと言う訳です。


 ( ^ω^)・・・とこの図を見て・・ん!?垂直尾翼の時もそうでしたが過日製作したディアゴス金属ゼロとチョット違うなあ~??


 海軍航空本部の零式艦上戦闘機・取り扱い説明書を見ると

翼先端小骨が①~⑧の間にも入って15枚になっているのです。



 そう言えば垂直尾翼もそうなっていて海軍航空技術廠の図とは違っています。


 先に垂直尾翼を6枚で作ってしまいましたから水平尾翼も8枚で作ろう・・何せ作業量が増えるものですから妥協です。

 この違いについては、オリジナル金属ゼロのへの挑戦で参考資料として使用している海軍航空技術廠 研究実験報告書(零式艦戦図面集成・第十一回報告)は昭和十六年九月三日となっていて一方、海軍航空本部の取扱説明書(零式艦上戦闘機)は昭和十九年十月の日付になっていますので3年間における設計変更によるものである
 
        ( ^ω^)・・・と
 
 んん・・そうか!?と納得したのですが昭和19年10月と言う事は敗戦の1年前と言う事ですよね!?新型戦闘機開発が遅れに遅れマイナーチェンジの繰り返しであったと言うのがこの資料でも判ります。
 

 と言う事で海軍航空技術廠の図面で作業を進める事にします。

 水平安定板の製作

 水平安定板前桁

 水平安定板后桁


 水平安定板の基本骨格である前后桁を1/10縮尺寸法で製作図を書きました。

 製作図により前后桁を0.5mmアルミ板から切り出す


 水平尾線図にある小骨の形状と寸法から小骨の製作図を書きます。

 海軍航空技術廠の図面には2番・7番・8番の図しかありませんので残りの小骨形状と寸法を先の水平尾翼線図に重ね合わせる事で推測し1/10製作図を書きました。



 海軍航空技術廠の水平安定板を組み立て図とします。

 前后桁同様に0.5mmアルミ板から切り出した小骨と前后桁の嵌合する切り欠き位置を組み立て図に合わせて加工し組み立てます。


 昇降舵との蝶番になる小骨2番と7番に予め蝶番軸受となる3mmφ真鍮パイプを3mm幅にカットしてはめ込みこんでおきます。


 次に昇降舵の製作をします。

 海軍航空技術廠の昇降舵図ですが昇降舵製作あたっては蝶番の構造を考察する必要があります。

 小骨の形状と寸法を考察し1/10縮尺の製作図を書きます。

 蝶番形状と寸法そして昇降舵駆動シャフト支持金具に使用する軸受を検討し作図する。


 小骨形状と寸法を参考とした昇降舵3番小骨の海軍航空技廠の素面です。

 昇降舵桁については海軍航空技術廠の図面をそのまま1/10縮尺コピーし製作図としました。

 昇降舵の前后縁金具の1/10製作図を書き、0.2mmアルミ板から2組を切り出します。


 水平尾翼(水平安定板・昇降舵)の組み立て前、小骨2番・8番には昇降舵小骨と蝶番接続しています。


 蝶番部分の構造と形状は写真の通りに製作しており接続部分は2mm真鍮棒を使用しています。


 昇降舵を水平安定板に蝶番小骨を介して接続する。


 海軍航空技術廠図面には水平尾翼の左右昇降舵連結と駆動構造図が有りませんのでシャフトとシャフト支持金具を想像して製作図としました。


 製作した左右昇降舵の駆動連結部(連結駆動シャフトとシャフト支持金具)


 左右昇降舵の連結状況写真


 左右水平尾翼の全体写真


 完成した水平尾翼(水平安定板・昇降舵・連結駆動構造)後部胴体に仮組しました。


 後方からの仮組写真


 連結状況はこの通りです。


 後部下から撮影した連結部


 水平安定板の辺縁を3mmφアルミパイプで縁取りしていますが実機では小骨に直接沿って外販を貼る構造になっています、垂直安定板も同様に縁取りしています。


 仮組としているのは艦上戦闘機としての特徴である着艦フックと尾脚を製作取り付けることを考慮したためで着艦フックと尾脚を製作取り付けてからの本組となります。

 コピーが斜めになってスミマセン、尾部翼の全体線図です。

 


 参考に海軍航空技術廠の仕様を添付します。

 次回は着艦フックと尾脚の製作と取り付け、そして水平尾翼の本組となります。