2017年7月4日火曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 29/ 補助翼(エルロン)・フラップ 操縦装置

先のブログで后部胴体操縦装置・方向舵(ラダー)・昇降舵(エレベータ)・尾脚のサーボ駆動、そして主脚の引き込み動作について報告しましたが今回は前部胴体操縦装置・補助翼(エルロン)・フラップのサーボ駆動を完成し全てのサーボ(6チャンネル)を仮接続し送信機による駆動確認をしましたので合わせて報告をいたしましょう。

先ずは現在の進捗全体写真です。



 オリジナル金属ゼロの挑戦と言う事で海軍航空技術廠の図面と海軍航空本部の取扱説明書を入手して作り始めたものですから出来るだけ実機図面に忠実に作ろうとラジコン飛行機としては不必要なダミーの翼内燃料タンクを入れてしまい又、狭い空間のリンク部品配置をした結果、製作難易度がググ~( ,,`・ω・´)ンンン?と上がってしまったのです。

 今更、ダミーの翼内燃料タンクを取る事も出来ず・・・(_;)・・いやあ~“あずってしまった・・!??失礼、この辺の方言で・・もがき苦しむほどに苦労したと言う意味で使う様ですが・・(+_+)・・あずった・・あずった・・

 作り直しを繰り返す事・何回・・判らなくなる程で・・こりやあ~ダメかも!?と言う弱気心がでたりして頭を冷やす事一週間・・気を取り直して再度のチャレンジ・・(*_*;

 何とか妥協の産物ですが取り敢えず強引に完成とした次第です。

 お決まりの手順ですが海軍航空技廠の図面から


 補助翼操縦装置つまりエルロンですが図面に忠実にと粗同様に製作したリンク機構をサーボにより可動させると言う作業になります。


 そしてフラップですね、フラップの可動機構を表す図面が無く海軍航空本部の取扱説明書にあった図が下の図面です・・実機は油圧可動の様です。



 ラジコン機としての操縦装置ですから補助翼(エルロン)もフラップもサーボで可動する様に作らなければなりません。

 補助翼(エルロン)可動機構図


 フラップ可動機構図


 一部の変更はありますが先のブログ、主翼の製作で説明させて頂いた図です。

 今回は左右主翼を連結させましたので補助翼、フラップをサーボにより可動出来る様にして操縦装置として構築し后部胴体操縦装置と仮組ですが操縦装置全体の動作試験までおこないました。

 補助翼(エルロン)・フラップ可動サーボの配置とリンク伝達機構ですが何せ先の事はその時に考えよう・・と言う安直な考えで製作を進めてきましたのでイザ!?検討を開始した時に何分にもスペースが無く・・むむ( ゚Д゚)・・試行錯誤と作り直しの繰り返しとなってしまいました。



 この主翼の上には前部胴体が乗る事になるのです・・胴体との干渉も考えなければならないのですが失敗の変遷を・・つまり没作品ですね。



 次に考えたのが・・これ!?

 サーボの配置は良いのだけれど如何せん前部胴体との干渉が邪魔をして入らない。



 これも没です。

 こんな感じなのですが・・発想は良いのだけれどもなあ~



 次に考えたのが・・もうここしかない!?サーボをコクピットに配置しよう。

 発想を変えてサーボ固定金具を主翼上部(コクピットの位置)に配置できる様に作り替えて。


 主翼後面に貼りつける形で中間伝達リンク機構を配置する事にしました。


 こんな感じに仕上がりました。

 動きと言いますか可動範囲にイマイチ不満はあるのですが、まあ~何時もの妥協ですね。

 フラップの可動にはフレキシブルロッドを採用しております。



 フラップ可動系統  フラップサーボ→中間リンクユニット→フレキシブルロッドでフラップ可動リンク部品に伝達されます。



 エルロン可動系統  エルロンサーボ→中間リンクユニット→エルロン可動リンク部品に伝達されます。


 動画です。


 サーボ→中間リンクユニットへのワイヤー滑車を手作りしています。



 前部胴体を重ねて組み、下から見るとこんな感じで中間リンクユニットがギリギリのスペースに収まっているのが解りますでしょうか。
 
 それにしても左右のダミー翼内燃料タンクは不要なんですがね。



 コクピットに配置したサーボと右側に中間リンクユニットが見えます。



 系統図を模式で表すとこんな系統になっています。


 后部胴体の操縦装置・主脚(尾脚)そしてエンジンコントロールサーボを全て仮接続して操縦装置の動作確認を実施しました。

 動画です。



不満は残るのですが概ね良好の結果に自己満足( ^ω^)・・・次はエンジンを載せるかなあ~・・ラジコン飛行機としての燃料タンクも乗せなきゃなあ~


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