[Ⅲ] 右主翼の製作 4/
[Ⅲ]-9 補助翼操縦装置(リンク機構の構築)
RC機として飛ばすのが最終目的ですから操縦装置としての補助翼、フラップもサーボで可動する様に製作しなければなりませんが、このリンク機構についても海軍航空工廠の図面になるべく忠実に作ってみる事にしました。
海軍航空工廠の図面
先ずは動きの全体を理解する操縦装置の全体図
実機では操縦桿を左右に倒す事で左右の補助翼を上下させるリンク構造となっています、RC機ではサーボに直結させて可動させます。
材料に付いては重量の事もありますが軸を中心として稼働する部分についてはアルミと言う訳にはいかず外形3mmφ・内径1.7mmφ真鍮棒を軸受として加工した0.5mm厚の真鍮板に半田付けで固定しています。
サーボと中継リンク部品そして補助翼可動リンク部品への連結稈については外形3mmφ・内径2mmφのアルミ棒を多少なりとも重量の軽減を期待して使用しています。
補助翼操縦装置
1/10 製作図
補助翼可動リンク(台座・リンク部品・補助翼連動稈)
サーボ中継リンク(台座・リンク部品・)
中継リンクから補助翼可動リンクへの連動稈は前述のアルミパイプを使用している。
全体の写真(フラップ・補助翼そして操縦装置)
補助翼と補助翼可動リンクの連結
中継リンクの組み込み
補助翼操縦装置全体、
中継リンクから補助翼可動リンクへの連動稈を支持するステーを中間に設けている。
[Ⅲ]-10 フラップ操作装置
海軍航空本部 取扱説明書から操作説明図
フラップ可動機構図
フラップ操作装置を右主翼へ組み込む。
補助翼操縦装置及びフラップ操作装置の全完成。
次回は着陸装置である主脚の製作です。