2018年2月4日日曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 36/ 外板貼り 2/ 機体前部とフィレット

 2018年の仕事始めとして外板貼りを着手しましたが続いて胴体前部そして主翼接合部分のフィレット加工を行いましたので製作過程についてお話を致しましょう。

 先ずは現在の進捗写真です。


 オリジナル金属ゼロを作る事になった動機が缶ビールのアルミ缶を使ったら飛ぶかもしれんなあ~と言う事でしたから外板は缶ビールのアルミ板を使用するイメージ゛でいました、このアルミ板ですが厚さは0.1mmで材料としては最適なのですが30cmぐらいの長尺が取れない、と言う事と焼き入れ加工がされていて筒状の癖を取る為には焼きなましが必要になると言う難点があります。

 RC機として作ろうと言う事ですから外板に使うアルミ板としては厚さ0.1mmが理想的であり焼きなました0.1mmアルミ板材料を貼り付ける箇所に合わせて成型してから焼き入れする( ^ω^)・・・この方法が完璧だなあ~と思うのですが焼き入れと焼きなましをどうやってやるか!?これが問題なのです。

 💡ひらめいたのが・・そうだ!?トースターの中に入れてやれば・・トライすると何とか焼きなましが出来そうです。


 しかし女房に知れたら“あんたなあぁ~(# ゚Д゚)・と叱られるのは必定ですから、とりあえず保留し、機体前部から貼り作業を市販の厚さ0.2mmアルミ板材で製作を進める事にした次第です。

 1月の外板貼り進捗


 左右主翼機体側の外板を貼る

 実機は枕頭鋲・・と言う事になるのですが、ここでは超強力両面テープを用いています以後についても特段の事が無ければ両面テープによる貼り付けになります。


 機体左側の外板を貼ります。

 開けられている窓は受信機、操縦装置各サーボ及び主脚引き込みモジュール用の電源(単三乾電池×4本)収納口です。


 主翼と機体との接合部にあるフィレット部品を3つに分けて作ります。



 フィレット」と言う単語ですが金属溶接や半田付け等の専門用語で溶接される両方が合わさった時に形成される、ろう金属や半田の形状を表したもので溶けた形状が山の裾野の様に綺麗な形状を言う。

 インターネット検索ではこの様に説明されていますが手持ち資料の海軍航空技術工廠の図面や航空本部の取扱説明書には記述はありません。


 同様にして作った中間フィレットを貼り付けます。


 さて次は3つ目・翼先端部分のフィレットですが形状が複雑になりますので円柱の木に溝を掘った木型を作りさくらじいのお得意技であるへらシゴキで溝にアルミ板を押し当ててゴシゴシ( ^ω^)・・・


 そうして、この様な形状のフィレットを製作しました。


 翼先端に製作した3つ目のフィレットを機体左側の主翼付け根にとりつけました。


 電池収納口扉を1.4mmマイクロビスで固定し機体前部の左側が完成です。


 左側と同様の手順で右側の外板を貼っていきます。


 フィレットを後ろ中と貼り付けた状態です。


 フィレットの3つ目、翼先端を貼り付けて右側も完成です。


 機首側から見た写真ですが主翼付け根のフィレット状態が以外にも上手く行ったなあ~と思っています。


 後部からの写真です、如何でしょうか、まあ~まあ~の出来かと思っているのですが外板の凸凹も気にはなっています。


 フィレットの重ね合わせ部分も気になるところですが・・妥協レベルと言う事で!!


 製作動画もご覧頂けたらと思います。







 次回も外板貼りの作業が続きますが以降については強度の心配のない部分になりますので是非、缶ビールの空き缶利用にトライしてみたいと考えています。