2016年3月10日木曜日

人生の楽園・・てかあ~

 先のブログでも書きましたが実家・・正しくは嫁さんの実家が所有する土地がある磨り臼山でのツマラン話なんです!?
 昨年からの色々な出来事に「さくらじい残日録」として記録しておくべきなんだろうなあ~と思ったものですから。
 もう見飽きたでえ~と言われそうですが後方の高い山が(^^♪こんぴら船船・・の歌詞にある象頭山そして手前の低い山が磨り臼山(すりうすやま)です。
 その磨り臼山の左側裾野の一部と極限られた山の一部に実家の土地があるのですが、ここには猫の額ほどの畑が麓に、そして真竹と言う品種の竹藪が広がった45°もあろうかと言う斜面を100m程登った所に又、猫の額ほどの平らな部分があって柿・ミカン・枇杷の木が有りました・・有りましたと言うのは現在、既に伐採してしまって何もない雑草地と化しているのですがね。



 この土地は南側に面していて丁度、山が北風を遮ってくれるものですから冬であっても意外と暖かく斜面を登って竹でも切ろうものなら冬なのに汗が滴り落ちる程なのです。
 山は暖かい・・と言いながら義理親父さんは一人、黙々と畑を耕したり山の果樹に肥をやったり・・一人でいるこの時間が好きだった様です。
 100m程の上からワイヤーを這わし滑車で荷を下ろす・・これって何か男のロマン!?を感じるのですが・・・・。
 高が標高121mの小さな山ですが、されど山ですから甘く見ていると命も落とし兼ねない危険な場所でもあるのです。
 一昨年でしたか義理親父さんが山から帰って来て“山で転んで胸が痛い・・と言うので救急病院へ連れて行くと何と!ろっ骨が折れて肺に刺さっていると言うではありませんか。
 今となっては、その事故が一つの契機となったのかなあ~と思えるのですが一挙に活動範囲も狭まりながら体力も低下し昨年の10月に88歳の米寿を前にして他界してしました。
 管理者が不在になった山の竹は伸び放題になり台風で煽られた竹は民家の屋根に覆い被さる程になって民家から竹を切ってくれ!とクレームがくる始末。

 まるでジャングルですな、ティラノザウルスがゴソ・グルグル・ガォォと出てくる雰囲気でしょう!?
 




 流石に素人のサクラジイが伐採するのは困難と昨年の夏にシルバー人材センターに依頼して、取り敢えず民家の屋根に覆い被さった竹を伐採したのです。
 山を100m程、登った畑ですが、この程度の登りでも足の太腿が突っ張って途中で休みながら登らなくてはならないなんて、とてもサクラジイには山仕事は無理・・です。

 これはミカンですが他に甘柿が2本と枇杷が1本、管理していないのでタケがアッチコッチにニョキニョキと出ています。
 


  我が家で食べる分のミカンをキャリー駕籠にいれて竹藪を降りる我が女房・・・農家の娘は強いなあ~サラリーマンの倅でサラリーマン人生を送ったサクラジイ・・体力が覚束ないのはご想像のとおりです。



 更に管理者の居なくなった麓の畑もご同様に荒れ放題となり年が明けた1月に義理弟が雑草を刈って更に柿の木や樫の木等の大きな木を伐採、もちろん上の地に在る柿、ミカン、枇杷の木も切ってしまいました。
 義理親父さんゴメンナサイ!!管理が出来ないからショウガナイです。

 麓にあった桃の木も切ってしまってもうありません、これはこれで蕾の付いた枝を切り農協の産直市場に出荷すると売れたのですがね。



 今年は暖冬とかで2月に入り暖かい日が続きましたので昨年伐採した竹の廃材の焼却処分と片づけを女房と伴に実行しました。
 まあ~義理親父さんは常に一人で農作業をやっていたわけですが人気のない場所しかも山ですから、やっぱり一人は危険です、何が起こるか判らないですからね。

 この様になった竹廃材を焼却処分するのですが、まあ~竹は空気が詰まっていますのでパンパンと言う音ともに火のついた破片が飛ぶので目が離せません。




 義理弟が買ったチェーンソーを使っての木こり初体験です、最初はおっかなびっくりで、へっぴり腰・・まあ~チェーンソーデビューとなりました。



 ブォ~ンン!と言うエンジン音と回転する鋸歯を押し当てる振動が手に伝わり、やっぱり回転する工具の扱いは緊張します。
 いっやあ~暑いっす!木陰で一休み、まだ2月だと言うのに汗びっしょりの農作業をこんな山でやろうとは!?サラリーマン時代には考えもしなかった事です。
 どうですう~プロの農業人みたいに見えませんか。



 義理親父さんの遺品となった軽トラックですが今ではサクラジイの愛車となってしまいました。
 こんな事をしていると、つい(^^♪ PARADISE OF LIFEのメロディーが頭の中に流れてきます。
 ご存知でしょうか毎週土曜日よる6時にtv asahi 5chで放送されている番組「人生の楽園」都会に住んでサラリーマンをやって来た人が定年前に或は定年後に田舎暮らしをしたいと脱サラをして移り住んだ人(夫婦)の話なんですがね。
 田舎に移住して農業、ペンション、蕎麦屋をやったり又は家具工房を開いたり、まあ~成功した人の話ですから毎回、幸せなストーリーで終わります。
 楽園の案内人は西田敏行さんと菊池桃子さん。
 こんな俄か農業人をしていると西田さんの“人生の楽園・・てかあ~!?と言う声が聞えてきそうな・・・・でも農業ってホンマに好きじゃあないと出来ませんから。

 冬は寒いし夏は暑い、でも何ですなあ~農家の人って凄いですね、70歳に80歳になっても現役ですから皆さん健康で長生きの人が多いのも頷けます。



 今日も山の竹を数本、軽トラックに積んで帰りました。
 何に使う?・・4月・5月になったら胡瓜、トマト、ナスそして豆類などを植える時期が近づいてきます。
 女房から“おとうさん、棚を作ってよ”と言われるものですから、その為の準備です。
 この地に住んで早10年、俺も人生の楽園を農業で・・何て!勘違いをしそうです。

 (^^♪ PARADISE OF LIFE・・チャンチャンチャン・・・

 余計な事ですが朝日新聞系列の政治経済を云々する姿勢には相容れないジジイですがね。

オリジナル金属ゼロへの挑戦 15/ 胴体の製作

[] 胴体の製作 5/ 
[]-2 胴体前部の製作

 鈍亀進捗のオリジナル金属ゼロ、未完成ですが今回製作した胴体前部を先に作った右主翼に乗せてみた。


 胴体前部骨格の製作に着手です。先ずは隔壁から。

   0番隔壁(防火壁)ですが海軍工廠資料の胴体断面図、防火壁(0番隔壁)
後面をベースにし更にディアゴスの防火壁と合わせて4枚を0.5mmアルミ板材
から切り出す。


 防火壁(0番隔壁)はエンジン架を固定し更にエンジンを乗せる部分になるので強度を持たせる為に0.5mm厚のアルミ板材を4枚張り合わせる構造とした。

 前面で4点の切り欠きにエンジン架を固定する。



 後面、海軍工廠胴体断面図、後面図を貼ったままにしてリアル性・・・を!?





    5番隔壁の製作

海軍工廠の資料では具体的な図が無い為にディアゴスの5番隔壁形状を参考にして 1/10縮尺の大きさで製作した。


 ここで0.5mmアルミ板材から隔壁部品を切り出す方法について説明をします。

 この様な複雑な形状部品を切り出すのですが紙ならカッターで切り出せば良いのですが0.5mm厚のアルミとはい言え金属ですからカッターでの切り出しは困難で金切り鋏を使用したいところですが複雑なために上手く綺麗に切れません。

 まあ~企業なら金型を起こしてプレスでガッチャアンン!?なんでしょうが・・。


 アルミ板材に切り出す5番隔壁図を貼り切り取りたい部分に刃物でケガキ線を入れます、アルミ材は柔らかいので簡単にケガキ線を入れる事が出来ます。


 中央にドリルで空けた穴から鋏を入れケガキ線の所まで切り込みをしますが後に
ケガキ線に沿って折り曲げを繰り返し金属疲労による破断で切り取りますので広
過ぎない範囲を考慮する必要があります。



 こんな具合に少しずつ、くり抜く感じで切り取っていきます。


 お気づきの事と思いますが部品形状にそって内側から切り取っていかないと0.5mmのアルミ板材は強度が無く直ぐに変形してしまいますしドリルで3mmφ以上の穴をあけようとすると巻き込んでクシャクシャになってしますいます、なので内側から。







 切り抜いたアルミ板はどうしても変形して波打ってしまいますので板材を平面な鉄の間に挟む形で金槌で叩き平らに仕上げます、つまりある意味プレスですなっ!?



 そうして同様の手法により外側の余分な部分を切除して行きます。


 5番隔壁の前面・後面を切り出しました。

 この5番隔壁はコクピット操縦座席を固定する隔壁になります。


















5番隔壁 内側の補強材を切り出します。


0.5mmアルミ板材に補強部品幅のケガキ線をいれ堀越二郎さん拘りの軽量化穴を空ける。


ケガキ線に沿って数回の折り曲げを繰り返し金属疲労で切り出します。
穴の在る部品側を挟み切り出した部品の変形を防止する。








 

切り出した補強部品を型紙に沿って成型を行う。




 堀越二郎さん拘りの軽量化を再現して完成です。


    6番・7番隔壁の製作

6番隔壁、型紙形状に合わせて製作するのですが、この様に細い形状を0.5mmアルミ板から切り出したのでは強度が足りませんし防火壁の様に数枚張り合わせる構造にするには手間が掛かり過ぎて根気が途絶えそうです。


 そこで曲線形状部分を外径4mmφのアルミパイプで製作し下面の矩形部分は0.5mmのアルミ板材で作る事にしました。
 アルミパイプを手だけで曲げようとするとペキッ!と潰れてしまいますから写真の
様に戸車をバイスに挟み戸車の凹曲面を利用して少しずつ成型をします。


 ある程度の形状が出来たら金板の上に置いて金槌で叩きながら平板形状に成型します。



 型紙に合わせて形状を整えます・・こんな感じ。

 0.4mmφアルミパイプと成型後の6番隔壁、7番隔壁も同様にして製作しました。



    胴体前部・横桁の製作(海軍工廠の図面では縦通材と記載されています)

縦通材番号10番の断面形状



 縦通材7・8・9は4mmφアルミパイプを6番・7番隔壁と同様に金槌で潰し平板に加工しました。






    胴体前部の組立て

作業パフォーマンスですがこんな感じで各隔壁を横桁(縦通材)で繋ぎ合わせ組み立てました。


 右から防火壁・5番隔壁・6番と7番隔壁です。


 右から7番と6番隔壁・5番隔壁・防火壁



 横桁(縦通材)ですが上から10番・9番・8番・7番になります。
 隔壁と縦通材の固定は1.4mmのマイクロビスを使用しています。



 右主翼に重ねるとこんな感じになります。




 ラジコンで飛ばす為にはサーボで補助翼とフラップを駆動させなければなりませんが果たして巧く作れるのでしょうか・・・まあ~そんな心配はまだまだ先ですがね。


  胴体前部の製作ですが次回は隔壁の追加とキャノピーの取り付けまでできるかなっ?