2016年2月5日金曜日

膀胱と前立腺・手術後の経過報告

 既にブログで顛末を話しておりますが2014年2月の膀胱がん入院手術そして2015年2月に受けた前立腺がんでの入院手術と2年に渡った難行も早いもので膀胱が2年を前立腺については1年を経過しそれぞれ経過観察と治療を続けているところです。

 膀胱に付いてはユーエフティー配合カプセルT100の服用(毎食後)と3ヵ月毎の膀胱内視鏡による観察と尿検査による異常細胞診断を検診時に受けていますが現状は異常な所見は認められず医師が綺麗なものだなあ~と言われておりますのでダイジョウブでしょう。

 勿論、内視鏡のモニター画像は私も観ていますが過日のショッキングなエイリアン像がないかをハラハラしながら凝視し、ホンマに!?トラウマですねえ~どうしても尿道を通過する画像を見ながら緊張してしまいます。


 前立腺は放射線治療後のPSA値が0.084と下がった事からホルモン療法はしなくとも大丈夫でしょうと言う結論になっていたのですが、その後に測定するPSA値が手術後の0.058から0.061→0.067→0.114→0.156と検診毎に微増している・・!?

 PSA値による前立腺がんの閾値は4.0ですからゴミみたいな数値にも思えるのですが、やっぱり気持ち悪い・・医師も“うう~ん!?と思考しています。

 PSA値の推移を見ながらの昨年12月健診で0.207となり明らかに右上がりで伸びている!?・・手術後に採取した細胞でリンパの中にエイリアンが存在してした事実はありましたからホルモン療法をしましょうと言う事になりました。


手術後の推移を拡大すると。


  このトレンドグラフをみると明らかに右上がりとなっていて閾値の4に対して0.2・・ゴミみたいな数値ですが残エイリアンが身体の何処かに潜んでいる!?

 ホルモン療法をしましょう、この日は「カソデックスOD錠」の処方により1日1錠を朝食後に服用する事から始め14日間後の様子をみてから本格的なホルモン療法を受ける事になりました。

「カソデックスOD錠」薬価 910.40円
 前立腺細胞の男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体に対するアンドロゲン結合を阻害し、抗腫瘍作用を示す・・・インターネット検索から

【ホルモン療法とはどのようなものですか】・・病院から頂いた冊子では
 前立腺は男性にしかない臓器で、精液の一部を作っています。つまり「男性ホルモン」の影響を受けています。

 前立腺から発生した前立腺がんも「男性ホルモン」の影響を受けています。もっと判り易く言えば、「男性ホルモンは前立腺がんの大切な栄養分」なのです。そして、転移部位も前立腺由来である限り、男性ホルモンが転移した前立腺がんの大切な栄養分なのです。

 したがつて、治療は男性ホルモンを除去し、栄養分を取り除くのが最も効果的です。

 ところで、男性ホルモンは約90%が精巣(睾丸)から分泌されており、残り10%は副腎と呼ばれる腎臓の上にある小さな臓器から分泌されています。

 と説明がなされています。

 14日後の検診

カソデックスOD錠を14日間服用して副作用などの症状はなし。
カソデックスOD錠に加えリュープリン皮下注射による本格的な前立腺がんのホルモン療法の開始、この日はPSA値の測定は行いませんでした。

 精巣からの男性ホルモンの分泌を抑える(取り除く)
 リュープリン皮下注射を3ヵ月に1回、右上腕部から開始し次回は左上腕部と交互に皮下注射をおこなうが左右の交互を間違わないために通院手帳に注射予定日と部位を記載する様になっている。

 リュープリンSR11.25皮下注射は12週間持続型製剤であり1回注射すると12週間効き目が続く。次回の注射は3月17日

 副腎からの男性ホルモンに対する処置
 副腎から出てくる男性ホルモンは、薬で抑える事はできない、代わりに前立腺がんにやって来る男性ホルモンをブロックする薬(抗男性ホルモン薬)としてカソデックスOD錠を毎朝食後に内服する。

 以上の処置を受けて35日後の検診

内視鏡による膀胱の観察・・・・異常所見は認められず

12月検診時の尿検査による異常細胞は認められず。

そうしてPSAの値は・・・何と0.004・・・おお~殆どゼロだね!と先生が言われサクラジイも・んん!?・心の中で、やったあ~・・凄いっす。


拡大したPSA値の推移は


 正に劇的Befre-After・・・良かったなあ~

それでも安心は出来ませんから医師から“もう良いでしょう”と言われるまではシツコク通院を続けるつもりです。

 診察室を辞去するときですが

 先生!最近ですが髭ののびが少なくなった様な気がするのですが・・・!?
 ああ~それだけ女性化していると言う事だね・・・・。

 ホルモン療法の副作用にはどのようなものがありますか
 
 副作用のほとんどは、女性の更年期障害のようにホルモンバランスが崩れることによるものです。

 顔や体がほてり、汗をかく(ホットフラッシュ)倦怠感を感じる、性欲がなくなる、勃起力が低下する、などの症状があらわれることがあります。

 ホルモン療法を長期に続けると、骨の量が減ったり、メタボリックシンドロームのように太って、糖尿病や心臓病に悪影響を及ぼす場合があります。

 えっ、サクラジイですか!?何か全て当てはまる様な気がします、俺はジジイだあ~と公言して憚りませんが、それはそれで男として寂しい・・か!?なあ~

因みに、この日に支払った薬代ですが・・・
    ユーエフティー配合カプセルT100 100mmg この薬は3カプセル/日で49日分の処方
{49日×3=147カプセル)×薬価@260.50円=¥38,293}×0.3=
¥11,488.
    カソデックスOD錠 80mmg この薬は1錠/日で同じく49日分の処方
 (49錠×薬価@910.40円=¥44,609)×0.3=¥13,383.
 つまり、検診時に支払った薬代は¥24,881.- ひゃああ~びっくりポン!?毎回の事ですが驚かされます。

 この日の検診では膀胱内視鏡による観察もしていますので病院での診療費は    ¥24,520.×0.3ですから支払い額は¥7,356.

 まあ~この日は財布からトータルで3万2千円が飛んで行ったと言う事になります、 ホンマに病気になったら・・大変でっせ!?健康には留意下さい。

 調剤薬局に行ったらカソデックスOD錠の在庫が9日分しか無く薬剤師さんが、申し訳なさそうな顔をして残りの40日分は郵送します、と言います

ニッコリ笑って、いやいや、毎日ウオーキングをしていますから丁度いい、来週にでも取にきましょう・・

手術を受けた国立病院機構 こどもとおとなの医療センター・調剤薬局もこの近くです。