2015年11月30日月曜日

ウッドデッキの改修工事 1/1大工趣味

唐突に!?冒頭からこの写真??


これは2010年に何時ものジジイ海外旅行メンバーとカンボジア・アンコールワットを旅行した時に撮影した写真ですが石造りの頑丈な寺院が何やら大木に浸食されて無残な姿をさらしている。
 現地ガイドによるとこの木は「ガジュマル」長い年月を経て寺院が破壊され、それは今でも続いていると説明がありました。
えっ!?題名と関係あるのかいっ??て。
 疑問は御尤も!?実は程度の差こそあれ我が至福の時間に必要なウッドデッキが山藤によって破壊?されそうになったのです。
 まあ~だいぶ大袈裟な話で恐縮ですが、つい同じだあ~と被害妄想からでしょうか!ジジイの頭を過ったものですから。
 ついでにもう1枚。
 如何でしょうか、この様にして石造りの間に根が食い込み破壊していくのです。




インターネットで「ガジュマル」を検索すると
 クワ科の常緑高木
 幹は多数分岐して繁茂し周囲から褐色の気根を地面に垂らす
 垂れ下がった気根は徐々に土台や自分の幹に複雑に絡みつき派手な姿になって行く
 成長した気根は写真の様に石組み建造物を突き破り破壊していく
 ガジュマルは所謂「絞め殺しの木」の一種である・・・。
 そうしてベトナムやカンボジアの寺院では庭園によく植えられ、強い日差しを遮っている。
 と説明されています・・・・なあ~る、ほど。
 善通寺に転居して1年後、美味いビールを飲みたくて作ったウッドデッキですが夏場の強い日差しを避けるのに丁度いい!とデッキの支柱に蔓を絡ませた山藤がガジュマル如きの破壊者になるとは!?・・ちょっと大袈裟ですけど。

 我が至福の場、ウッドデッキ・・・て言うかベランダみたいなデッキですが製作から8年目の2015年10月、経年変化もあるけど



 山藤に引っ張られ支柱が左に傾いています、実はデッキ本体中央も左に傾き更に支柱材も朽ちてパキッ!と簡単に折れてしまいます、正に廃屋の様相を呈していました。



ここまで来るとカンボジア・アンコールワットで見たガジュマルの記憶が・・・。




 蔓バラの樹勢で倒れたバラ門柱から始まった植木の剪定作業でしたが山藤の剪定をしようとした時に!・・・これが限界だなあ~と改修に踏み切ったのでした。


 先ずは山藤の剪定と解体


床板を剥がして左に傾いたデッキ本体の修正と補強の筋交いをいれる。



床材も新しくしたかったのですが費用の事もあるので再利用し支柱を新材料で作る。


 ホームセンターで一番安い輸入木材を買うのですが180cm×5cm×1.5cmの材料でも10本買っただけで¥4,500.-もしますからジジイの小使いでは大きい出費です

 そうして完成・・・如何でしょうか、だいぶスッキリしました。



 学習しましたので今度は支柱に蔓を絡ませない様にします。 



 60歳の8年前は体力もあったのでしょうか凝り過ぎで作ってしまいました、今回はシンプルに・・・やっぱりシンプルが一番いいですね、解体も改修も簡単ですから。



 我が至福の場・・・来春はここで缶ビール??いや発泡酒350mℓをプッシュ-!?


2015年11月28日土曜日

農業法人でアルバイト???

“実るほど頭を垂れる稲穂かな”
 この写真を撮影した時に我が頭を過った俳句?・・誰の俳句かなとインターネット検索をすると公開された文章に“誰が最初に詠んだのか分からない俳句”・・そうなのか!?
 そんな事はどうでも良く今年も豊作(^^♪秋晴れの良い天気に頭を垂れる稲穂を撮影。


  さくらじいも、この10月で68歳になりました。
この地に住んで10年目、早いものですねえ~遠くに見える山が金毘羅宮のある大麻山、右の斜面が象の鼻の様に見える事から昔は象頭山と言っていたらしい、そして手前の小さい山が磨臼山・・・スミマセン!?先のブログで既に紹介している事でした。
 今日はそんな話ではなくTPPも関係なく、この辺の農業と素人ジジイの「猫の手」農業お手伝いのお話です。
 暖かく穏やかな風土の讃岐平野ですから昔から稲作と麦作の二毛作がこの辺の農業形態で我が実家も同様、義親父がする農業の田植えと稲刈り、そして麦刈りと言った繁忙期だけまあ~マスオさんですから、手伝ってはいたのですが各農家のメインを成す働き手が70歳後半から80歳台と高齢化するに及び3年前に法人として我が実家を含め数戸の農家が集まって農業をする様になったのです。
 そんな協同作業となって手伝う事もなくなった農作業でしたが2年目に義親父さんが山で転び、ろっ骨を折って入院した辺りから法人の方々との協同作業も難しくなり昨年はお任せ状態でした。

 実家の手伝いならボランティアでも良いのですが法人となればボランティアと言う訳にもいかず増して作業をすれば労働賃金としての生産コストに反映しますから法人の方々が忙しそうにしていても“大変やねえ~と他人事、遠くから眺めておりました。
  麦刈り風景、風で倒れた麦もハイテクコンバインは問題なく刈り取っていきます。


 麦刈りが終わった田圃は麦わらを野焼きした後、灰と一緒にトラクターで耕されます。


 梅雨時となって満濃池の「ゆる抜き」と言う放水が始まり田圃に水が入ると、いよいよ田植えの始まりです。


 法人になる前は各戸で種籾を田植え機カセッテの苗床で10cmぐらいに育て田植え機で植えていくのですが法人化になってからは農協の種苗センターからまとめて購入する様になったのです。
 そうして農協育苗センターから購入する苗を運んでほしいとの依頼があって苗運びを・・ん!?ダブってない?・・そうなんです実は過日のブログ『トラクター・・デビュー!?』は前後しますが今回のブログに続く話なのです。
 先日、法人の方が支払明細書を持ってきて振り込むのでと口座を聞きにきました、まあ~義親父さんの影武者、ボランティア気分の手伝いでしたからアテにはしていなかったのと女房も“お父さんの小使いにしたらあ~”と珍しく優しい事を言うものですから!?“ホホ~・ラッキーと我がポケットに・・何か嬉しい気持ちになったのでした。
 稲作・麦作での収穫は全て農協のカントリーエレベーターへ搬入し、その後に農協から法人への入金となる、つまり法人としての売り上げは年に2回と言うことの様です。
 田植えの後も農家の方々は水の管理・予防作業・ひえの抜き取り、そして畔の草刈等々炎天下の田圃で忙しく作業をされています。
 さくらじいは農業を知らない素人は猫の手ですから本格農業の役には立ちません。  つまり依頼がなければアルバイトもありませんし自分を売り込む事もありません、
基本は年金暮らしの隠居ジジイであって我が残日を謳歌する自由人なのです。

 2015年8月 台風もなく適度な降雨で順調に稲が育っています。


 2015年10月 

頭を垂れる稲穂、稲刈り時期になった秋の空には1朶の雲が・・68歳になっても何か目指すものを見出さないとイカン!何て・・先の文と矛盾しているかも!?


  そうして迎えた稲刈り、今度は刈り取った籾を農協のカントリーエレベーターに運んで納入して来てほしいと依頼があり、そこは自治会の線上ですから快諾して。
 農家にとって軽トラックの保有は必須です、何を運ぶにしても軽トラックが無いと始まりません。
 我が実家は農家ですから当然、菅原文太がCMするトラック野郎・スズキの軽トラックがあります、春の苗運びも今回の籾運びも軽トラックがあるからの依頼なのです。
 軽トラには義親父さんがチャアント保険に入ってくれているので大丈夫。

 法人組織で購入した4条刈のハイテクコンバイン、超スピードで刈り取って行きます。


 普通、戸別で持っているコンバインは2条刈で刈り取るスピードも4条刈機と比較すると1/4ぐらい遅い様に感じます。
 耕作面積が広くなり2条刈コンバインも出動して並行作業の稲刈りです。


 コンバインのタンクが一杯になりました、さあ軽トラ班の出番です、タンクに溜まった籾はコンバインの移送管から“ドドドー”と軽トラの駕籠に入れるのですが移送管が届く所まで軽トラを近づけなければなりません、簡単なのですが如何せん農道の道幅が軽トラ車幅ギリギリしかありません、バックミラーを見乍らバックでそろそろ!?いやあ~気を遣います・・これが難儀やなあ~


 満タンに入った駕籠を農協のカントリーエレベーターまで運びます。


  重量があるので急カーブはとても危険です、ユックリ慎重に気を遣います。

 各農家が一斉に稲刈りをするものですから並んでの順番待ち搬入となります、最初はびっくり。


  カントリーエレベーター内での荷受風景です、トラックの荷台に積まれた籾の入った駕籠をフォークリフトで釣りあげ駕籠の底を開けて籾をグレーチングから下の秤量へ落して搬入完了です

 秤量後に伝票を窓口で受取り納入を完了します。往復30分、荷受け納品作業20分


  本日最後の籾運びこの時期の日没は17時過ぎ、夕暮れの空を見ると鱗雲が・・秋の雲ですね~


  2015年11月 稲刈りの済んだ田圃は麦蒔きの時期になりました、これで二毛作の1サイクルと言う訳です。


  稲刈りで行った籾搬入のアルバイト、賃金は何時くれるのかなあ~、幾つになってもお小遣いを貰うのは嬉しいものですなあ~、模型の材料が・工具が買える(^^♪。