2017年11月5日日曜日

OB会と言うジジイ達の奥飛騨・上高地旅行 Episode 1⃣

 嘱託で退職前の2012年に呑み仲間で行った宮城県にある鳴子温泉旅行を機に、その後はOB会と称して2014年伊勢参り、2015年高野山、2016年は函館・札幌そして2017年は奥飛騨・上高地旅行と続けることが出来ましたがジジイと呼ばれる年齢となったガタが来た身体はメンテナンスを必要として“あおじい”、そして今も自営の現役で頑張っている“きよっさん”が仕事の都合で不参加となりました、ですが今回は新たに3名の参加を得て総勢11名の団体旅行となり正に“朋、遠方より集まり酒宴を共にス亦、楽しからずや・・・と言う事ですかね。

 そんなジジイ達の呑み会旅行についてお話をしましょう。


 宴会場となったのは奥飛騨ガーデンホテル焼岳で名古屋から特急で松本、松本からは東京在住の自家用車に便乗して行きましょうとなったのですが何せジジイなものですから余裕をもって前日に名古屋宿泊する事を理由にして“さくらじい”趣味をごり押しと言いますか“しげじい”を無理強いして名古屋在住の“よういちじい”にお願いして各務原(かがみはら)の「岐阜かがみはら航空宇宙博物館」の見学そして三菱航空機㈱のステルス実証機(心神)が見られないかなあ~と言う期待をもって小牧基地も連れて行ってもらう事にしたのです、その様な訳で今回はさくらじいの我儘から模型趣味が高じたお話からと言う事になってしまいました、ご容赦の程をお願い致します。

 先ずは「岐阜かがみはら航空宇宙博物館」ですがリニューアル工事で閉館中、入館はできなかったのです、しかしラッキーと言いますか期間限定の収蔵庫オープン 飛燕を観る事が出来ましたので、さくらじいの趣向を満足させるのに十分でした・・しげじいは興味ない見学だったと思いますが。


 ホンマに収蔵庫と言うくらいですから倉庫・・ですね。


 早速、しげじいさんと、よういちヤングじいさんが旅客機の操縦シミュレータにトライしています。
 

 地上滑走が始まり速度を上げ離陸となる、アナウンスがギヤーをアップして下さいと言っているのですが何処にレバーがあるのか解らない・・何処・・どこ!?と言っているうちに飛行機は宙返り状態・・あれれ(_;)地上が上になっているぞ!!

 いやあ~旅客機が背面飛行したら乗客はどうなってしまうのでしょう(*_*;

 子供が喜ぶでしょうねぇ~、今日は平日ですから児童連れのお客はおろか私達を含めて数人の入館者です、ですよねえ~休日だったら出来ない経験です。

 因みに、さくらじいもトライしてみました、結果の判定はCでした・・むむ!?難しい

 戦闘機のシミュレータもありました。



 これは航空自衛隊T-4のコクピットと説明書きにありましたが??


 そして有りました😃飛燕の実機です、これを観たかったのですよ。

 この飛燕は終戦時に陸軍福生基地(現横田基地)で米軍に接収、修復された後、各務原市の航空自衛隊岐阜基地で23年間、保管されていた機体。

 川崎重工業岐阜工場でレストアが行われ博物館全館オープン後はエンジンも含め組み立てられた姿で公開される事になっているそうです。

 塗装を剥がしてアルミの地肌を出しているのは戦時中の姿と異なる迷彩色が施されていたためで公開時には胴体や翼に日の丸などのマーキングを行うとされています。


 主翼、主脚の引き込みや収納構造などゼロ戦と同じだなあ~・・興味深いです。


 主脚ですね、オレオ機構を見る事が出来ます。



 主脚カバーですね、やっぱり本物は違うなあ~自作模型では難しい工作ですね。



 垂直尾翼と水平尾翼そしてフィレット・・( ,,`・ω・´)ンンン?・・成程、これをみるとラダーエレベータは羽布張の様です、これもゼロ戦と同じ様ですが何で羽布なんたろう!?と言う疑問が。



 補助翼(エルロン)も羽布張の様です。


 そして、これがドイツ・メッサシュミットのエンジンをコピーした水冷エンジンですが何かの本で気密構造技術が伴わずに故障が多かったとか書いてありました。


 液冷式エンジンの特徴でもある冷却器ですね。


 ターボチャージャーの技術もあった!?ちょん髷の時代から数十年でこれだけの技術を持った日本人って、コピーであっても作れることが、やっぱり凄いです。


 胴体左側面



  胴体左後部と冷却器覆い等



 三翅(three blade)プロペラ この構造から恒速可変節・・つまり可変ピッチの様ですが、この構造もゼロ戦によく似ています。


 スピナーです、これを見ると工作する職人の苦労が滲み出ていると言うか叩き出し!?か溶接か・・溶接して叩いて削って、工作方法が気になります。

 3Dプリンターなんてないですからね。


 主翼、写真では分からないと思いますが、大きいなあ~と言うのが実感でした。


 木製の落下タンク・・捨てる増槽とは言え、とても木製とは思えない。



 主翼上面、単純フラップの構造もゼロ戦と同じ!??



 解体された飛燕の本物を見る事が出来て良かったです、こうやって見ているとゼロ戦と
設計思想が共通しているのではとも思えるのですが、陸軍と海軍は仲良しじゃあなかったと聞いているので、どうなんでしょうか。

 宇宙服を着たさくらじい!?・・実は後ろから顔を出しただけなんです。



 展示は他に通信放送技術衛星「かけはし」の熱試験モデル、衛星間光通信実験に成功した衛星「ひかり」の実寸大模型そしてH-Ⅱロケットのメインエンジン「LE-7」などの宇宙科学展示物もあり、とても興味深く見学できました、しげじいさん、スミマセン


 もう少しユックリしたかった収蔵庫を後にして、ここは観ておかないと、と案内してもらったのが国宝 犬山城(白帝城)で現存する天守の中で最も古いと言われているそうです。



 そうして次に向かったのが県営名古屋空港と滑走路を共有する自衛隊 小牧基地。

 金網越しに見る滑走路ですが残念ながらステルス実証機X-2を観る事はできませんでした。


 金網のマス目にカメラレンズ入れて撮影すると、こんな感じの撮影が出来ました、世の中のオタク様がYouTubeで公開しているステルス実証機X-2の飛翔映像はここから望遠で撮影しているのか( ^ω^)・・・なあ~るほどねえ~



 この日は自衛隊の大型輸送機C-130H??だと思うのですが頻繁に着陸してきました。

 もう夕方です、名古屋市内に戻りましょう



 そして晩餐にビールは欠かせません、先ずは名古屋名物の手羽先でカンパイ・・です。



 これは!?味噌串カツ



 しげじいが手羽先の追加注文・・しげじいが食え!と言います・・旨い!けど、さくらじいはカロリーオバーが心配です。



 食った・くった、最後はおにぎりで〆ました。



ヨウイチヤング爺さん有難う、お世話になりました。

今日はこの辺で終了し深酒しないで早めの就寝にしましょう、何せ明日の宴会は酒豪揃いですからね。

次回はEpisode 2⃣ 

朋、遠方より集まり酒宴を共にス亦、楽しからずや・・大宴会からのお話です。






2017年11月3日金曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 33/ エンジンカウリングの再製作

 プロペラを自作し、そしてスピナーを作りエンジンに取り付けてみて・何か!?バランスがイマイチだなあ~と言う不満足感が!?


 その全体写真がこれです・・如何でしょうかスピナーが飛びたし過ぎて違和感がありませんか。


 あれれ!??真面目にエンジン架もエンジンカウリングもエンジンフラップも1/10縮尺で作っているんだけどなあ~
 
 ああ~そうか・・採用したRCエンジンの寸法は実機栄エンジンの、1/10縮尺ではない・・つまりシャフトが長いからと判明・・ショウガナイと言えばショウガナイ、でもなあ~見た目の恰好が気になります。

 採用RCエンジンを使って違和感なく1/10縮尺カウリングに収めるとなるとエンジン架の再製作が必要になって・・むむ、燃料タンクも作り直ししなければ1/10縮尺カウリングでは飛び出してしまうのです。
これは大事にと言うか根気の勝負となってしまう・・(*_*;

先ずは1cm程、長くなりますが採用したRCエンジンのシャフト長に合わせたカウリングを作ってみました。


 
左が長寸法のカウリングです。



機体に取り付けてみると



カウリングとプロペラそしてスピナーのバランスは良いのですが今度はロングノーズゼロ戦となって!?違う違和感があります



うっ!んん~長いかなあ~

カウリング先端のドーナツ形状をもっと丸みを付ければ1/10縮尺カウリングでも見栄えのバランスが良くなるかもしれないと言う事で1/10縮尺カウリングの再製作を行う事にしました。

0.2mmアルミ板材をカウリングドーナツ形状に成型するにはオス型ではダメでメス型でないと出来ないと言う結論に達し苦肉の策としてオスの木型と石膏で作ったメス型でドーナツ形状の成型にトライしました。



まっ!?それなりにっ、と言う感じですかね。



メス型に沿って0.2mmアルミ板材をヘラでシゴいて成型するのですが石膏は柔らかいのが欠点です。


今回は先に作った1/10縮尺カウリングを解体して中間と後部を再利用しました。


木製オス型・石膏メス型で作ったカウリング先頭部、中間部、後部リングです。


後部リングに7.7mm機銃弾路のある頭頂部を取り付けます。



完成した1/10縮尺カウリング



左側面


後方から見た補強材の入ったカウリング内部



右斜め方向


中々、満足するカウリング先端部が出来ず今回の妥協になるまでにこれだけの失敗品を作ってしまいました。

 ホンマにようやるよ!?そんな声が聞こえてきます。


機体に再製作した1/10縮尺カウリングそしてプロペラとスピナーを取り付けました。







 最後に動画での説明も致しましょう。




さて次回はエンジンの試運転架台の製作と試運転動画をしたいと考えておりますが如何なりますでしょうか。