[Ⅲ] 採用・左右主翼の製作 1/1
重量軽減を図った左右主脚の製作
前回のブログでは試作した右側主脚について完成重量が56gであり実機1/10縮尺重量40.9gに対して15g(27%)もオーバーしてしまったと報告致しました。
まあ何とか形にする事は出来ると言う思いと採用には重量軽減を図って製作しなければと言う思いもあってこの際ですから左右の採用主脚を目指し製作しましたので以下、報告致します。
右に在るのは試作主脚ですが主目的は軽量化を図る為に極力アルミで製作しようと言うことですので支柱径や長さ等の寸法は同じで型紙も変更なしです。
真鍮材は強度・滑りや半田による接着を必要とする部分だけにしました。
上が試作で下が今回製作した軽量化を図った採用主脚
今回は正式採用の主脚ですから左右主脚の同時製作としました。
タイヤ及びホイールの仕様変更はありません。
主脚部品と組み立て後の写真です。
次にオレオの製作ですがアルミは強度に難がありましたので真鍮材を使用しました。
オレオ材については真鍮ではなくステンレス等の硬くて薄い金属が強度・重量から言っても望ましいのですが如何せん材料の入手が困難なために真鍮で製作しました。
左右主脚の完成です。
次に主脚覆板の製作と組立て
試作では0.5mmアルミ板を使用したが海軍工廠図面ではモノコック構造になっており少しでも実機に近づけたいとの思いから図面に忠実ではないが加工の難易度もあり妥協ではあるけれども製作をおこなった。
0.3mmアルミ板・木型・型紙
タイヤ覆板の組立て
細工はイマイチですがタイヤ覆板に厚みがある!?のが判るでしょうか。
支柱覆板の製作と組立て
タイヤ覆板と同様に0.3mmのアルミ板の覆板と0.5mmアルミ板の取り付け金具を製作して組み立てる
覆板を取り付けた左右主脚の完成です。
完成した主脚を両面から見る。
主翼のタイヤハウスに仮収納された状態です
今後、市販の折り畳みユニットと組み合わせながら収納しなければならないのですが市販ユニットに合わせる形で再加工が必要になります、最悪は作り直しの可能性もあります。
完成写真
然して!その完成重量は・・51gでした。
試作より5g軽くなったものの実機1/10縮尺重量より9g多いんだなあ~
これ以上、真鍮材を減らす事は出来ないし・・んん~・・後は市販タイヤにするかですね、これ以上の軽減策を見いだせないので取り敢えず、これを採用して先に進める事としました。
無謀な挑戦ですから難易度の高い部分から作ってみて出来るぞお~と思わないと年金暮らしのジジイにはとても高価な市販品を購入する投資ができません。
そんな事もあって先ずは主翼を作ってみよう、次は主脚を作ってみようと投資の掛からないところから作っている訳ですが過日、友人がキャノピー(風防)はどうするの!?と言うものですから・・そうかあ~じゃあ~次はキャノピー(風防)を作ってみる事にするか・・と。
キャノピー(風防)が巧く出来たら次はエンジンカウリングでしょうか、果たして滑らかな曲線の伴う加工が出来るのだろうか、勝算はまったくなし!?試行錯誤は覚悟の上ですが、これが楽しいんだよねえ~、これが出来たら後は根気の勝負で先が見えて来そう。
続きはキャノピー(風防)の製作です。