2015年6月13日土曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 8/ 「左右主脚の製作」

[] 採用・左右主翼の製作 1/1
    重量軽減を図った左右主脚の製作

 前回のブログでは試作した右側主脚について完成重量が56gであり実機1/10縮尺重量40.9gに対して15g(27%)もオーバーしてしまったと報告致しました。
 まあ何とか形にする事は出来ると言う思いと採用には重量軽減を図って製作しなければと言う思いもあってこの際ですから左右の採用主脚を目指し製作しましたので以下、報告致します。



 右に在るのは試作主脚ですが主目的は軽量化を図る為に極力アルミで製作しようと言うことですので支柱径や長さ等の寸法は同じで型紙も変更なしです。


  真鍮材は強度・滑りや半田による接着を必要とする部分だけにしました。


 上が試作で下が今回製作した軽量化を図った採用主脚


 今回は正式採用の主脚ですから左右主脚の同時製作としました。
 タイヤ及びホイールの仕様変更はありません。


 主脚部品と組み立て後の写真です。




 次にオレオの製作ですがアルミは強度に難がありましたので真鍮材を使用しました。


 オレオ材については真鍮ではなくステンレス等の硬くて薄い金属が強度・重量から言っても望ましいのですが如何せん材料の入手が困難なために真鍮で製作しました。


 左右主脚の完成です。


  次に主脚覆板の製作と組立て
 試作では0.5mmアルミ板を使用したが海軍工廠図面ではモノコック構造になっており少しでも実機に近づけたいとの思いから図面に忠実ではないが加工の難易度もあり妥協ではあるけれども製作をおこなった。
 0.3mmアルミ板・木型・型紙


 タイヤ覆板の組立て


 細工はイマイチですがタイヤ覆板に厚みがある!?のが判るでしょうか。


 支柱覆板の製作と組立て
 タイヤ覆板と同様に0.3mmのアルミ板の覆板と0.5mmアルミ板の取り付け金具を製作して組み立てる 



 覆板を取り付けた左右主脚の完成です。


 完成した主脚を両面から見る。


 主翼のタイヤハウスに仮収納された状態です
 今後、市販の折り畳みユニットと組み合わせながら収納しなければならないのですが市販ユニットに合わせる形で再加工が必要になります、最悪は作り直しの可能性もあります。


 完成写真
 然して!その完成重量は・・51gでした。
 試作より5g軽くなったものの実機1/10縮尺重量より9g多いんだなあ~
 これ以上、真鍮材を減らす事は出来ないし・・んん~・・後は市販タイヤにするかですね、これ以上の軽減策を見いだせないので取り敢えず、これを採用して先に進める事としました。


  
 無謀な挑戦ですから難易度の高い部分から作ってみて出来るぞお~と思わないと年金暮らしのジジイにはとても高価な市販品を購入する投資ができません。
 そんな事もあって先ずは主翼を作ってみよう、次は主脚を作ってみようと投資の掛からないところから作っている訳ですが過日、友人がキャノピー(風防)はどうするの!?と言うものですから・・そうかあ~じゃあ~次はキャノピー(風防)を作ってみる事にするか・・と。
 キャノピー(風防)が巧く出来たら次はエンジンカウリングでしょうか、果たして滑らかな曲線の伴う加工が出来るのだろうか、勝算はまったくなし!?試行錯誤は覚悟の上ですが、これが楽しいんだよねえ~、これが出来たら後は根気の勝負で先が見えて来そう。
 続きはキャノピー(風防)の製作です。

2015年6月12日金曜日

前立腺摘出手術後の放射線治療を終了して


 放射線治療の紹介については先のブログ『前立腺摘出手術後の経過と放射線治療の開始』でお話をさせて頂きました。
35回の計画で始まった放射線治療ですが土日及び祝祭日はお休みですから結局は53日間と言う長丁場、期間禁酒と言う制約にも何とか堪えて副作用の症状もなく終了する事が出来ました。
 放射線治療最終日の夜飯時、いや~よくぞ禁酒に耐えて頑張った・・と誰も言ってくれないので自分で褒ながら350mlの発泡酒をグビリ・グビリ・プッハア~!美味い。
 そして電子レンジで温めた0.8合の人肌燗を一人酒!
 えっ!お祝いなんだからもう少し飲んでも良いんじあないのお~?私もそう思うのですが糖尿も患うジジイなものですから、そこは女房の目を気にしてしまうんですねえ~・・情けないっす。
 
 放射線治療 開始 2015年03月23日
       終了 2015年05月14日
       回数    35回(期間は53日)
 体外照射(高エネルギー放射線治療・6門)/回
       吸収線量  2Gy(グレイ)/回 

 治療そのものは朝の8時50分頃に治療室待合に行くと既に技師さんが待機していてくれて待つことなしに開始、一門の照射が14~15秒の様に感じられるのですが、それを左横から角度を変えて3門の照射、次に正面を避けて右横から角度を変えて3門の照射ですから照射するトータルの時間は90秒ぐらいです。
1回/日の治療にかかる時間としては準備を含めて10分ぐらいでしょうか。
6門の体外照射と言うのは左側で3回、右側で3回と言う事らしいです又、正面からの照射が無いのはやはり放射線ダメージを受けやすい腸管の被爆を最小限に抑えるためなのでしょうか・・聞いていないので想像ですが。
放射線科医も放射線技師さんも副作用の頻尿は大丈夫ですか?と聞いてくるのですが頻尿に関しては放射線治療前も酷い頻尿なので区別がつかない・・頻尿については泌尿器科医から頻尿改善の薬を処方されているのですが、これはこれで便秘の副作用があるらしく便秘になったら、これまた難儀なので飲んでいないのです。
ホンマに何で下半身に集中するのかなあ~若いころ不摂生をしてきたジジイに与えた神仏の罰なのかあ~と・・一応の反省はするのですが。
現役時代に仕事で扱ったラジオアイソトープ・・ひょっとしてこれが放射線に対する耐性?そんな訳はないっか、糖尿病外来で検診を1回/月で受診しているのですが、その担当医に、その様な事を言ったら“アッ!はっはっはっ、それはないでしょう”・・ですね。
それと、糖尿病検診では血小板数の経過観察もおこなっており放射線治療17回を終了した時点での血小板数が前回13.3×104個/μℓだったのが10.7に下がっていて放射線治療の副作用も疑ったのですが35回終了後の測定では11.9×10個/μℓと上昇していましたので関係なさそうです。
何れにしても副作用も無く放射線治療が終了して良かった!ヨカッタ・・ホンマに。

放射線治療を終了して二週間経過後に泌尿器科外来を受診、尿と血液検査の結果、尿は綺麗なオシッコです、血液検査では異常値は認められない、PSA値も問題なし、と医師から言われて今回もホッと一安心したのでした。

「放射線治療後のPSA値」



 これで一連の治療は終了と言うことになり後は定期の外来検診となるのですが前立腺はPSA値の経過観察そして膀胱は恐らく3ヵ月毎になると思うのですが膀胱内視鏡による経過観察が暫くは続くものと思っています。
 余談ですが使用する膀胱内視鏡が古いので早くハイビジョンの新型内視鏡が導入されれば良いのにと、本当に凄い差が・・何時でしたか新型のデモ器で観た時にはスゲー!と思う程に視野が広く画像が鮮明でした・・やれやれ!こんな時にも現役時代の商売気がでるとは何とも・何とも。
 そうそう、もう一つ余談として今回の手術そして放射線治療にかかった医療費についてもお話をしておきますね、何気なく使用している健康保険ですが国民皆保険の制度がなかったら、と思うものですから。
 
 手術及び前後の検査費等を含む医療費の総額は ¥1,302,420.-
 3割負担額と高額医療認定による支払額は     ¥167,364.-

 放射線治療の医療費総額は            ¥339,601.-
 3割負担額と高額医療認定による支払額は     ¥172,237.-

 命に関わる事ですから金額の事を言うのは如何なものかとも思うのですが健康保険制度の大切さと高額医療認定制度の有り難さと言うものを痛切に感じるので記述させて頂きました。
 又、不慮の事故を含め病気に罹る事のリスクを考えれば貯蓄の必要性と生命保険の加入は必須と言う事ですね、若かりし頃は貯金も無く遊んでばっかりでした、思い返せば恐ろしい事です。
 やっぱ!我が女房どのの貯蓄癖と浪費癖亭主の操縦法には感謝しなければなりません。
 えっ!生命保険の方は?それは勿論、給付金請求をして過日入金していますが高額掛け金保険ではありませんので給付金額については、お恥ずかしいのでこの場でのご披露はご勘弁下さい。
 “朋遠方より来る有り、亦楽しからずや”と言うのでしょうか放射線治療が終わって副作用の症状も無く日課のウオーキングも10000歩/日に戻った日に会社OBの爺さん達が私の快気祝いだ!と称して四国は善通寺に来てくれました。
 有り難い事です。

 1日目は高知市内のビジネスホテルに泊まって外食は旬のカツオタタキで一献、翌日は我が地元の金毘羅温泉に泊まり会席で一献、次回はそんな爺さんの一献旅行のお話をさせて頂きましょう。


 太平洋は広いぜよ!