会社のOB会事務局から同会員の訃報メールが届き、ええ~あの人が!と驚き、逝去された理由は解りませんが67歳とは、新入社員当時よく酒を呑みながら人生の指導をしてくださった先輩、明日は我が身と過去、自分に降りかかった病が頭を過ぎりました。
役職定年となって高松営業所勤務になり半年も過ぎた2006年12月、血糖値の経過観察で通院している医院での検査で血糖値と合わせて測定される血液検査のうち血小板数が5.1×104μL(基準値 14~34×104μL)と基準値を大きく下回る結果がでて、こりゃあ!ヤバイ!と急遽、総合病院での精密検査を受ける事になってしまいました。
あれから6年と9ヶ月、血小板数その後の経過観察と現在の測定結果は下記データの通りで直近の値は15.6×104μLと取り敢えず正常値まで戻っているのですが、この血小板減少は急性白血病も疑われると医師から聞き、あの時は俺もこれで浮き世とお別れかも~なんて鳥肌がたったのを思い出します。
このデータで1991年から2005年は年1回の健康診断値であり2006年は発症年で2007年から2012年までは12ヶ月の平均を、そして13年1月からは毎月の測定値となっています。
このデータを見ると2005年に8.4×104μLと低い値であったのにも拘わらず健康診断では再検査などの指摘を受けていなかったは何故だろうと、ちょっと考えてしまいますね。
発症した2006年の精密検査では髄液の採取による101項目に及ぶ検査がおこなわれた結果、急性白血病の疑いは排除され、取り敢えずはホッと一息。
しかし診断された病名は『突発性血小板減少性紫斑病』この病気は原因がハッキリしていない難病で特定疾患であると医師から説明がありました。
最近のニュースによると血小板を増やす薬が開発されたと言った朗報もありますが当時は治療薬も無く又、原因の一つとしては脾臓が血小板を破壊する病気でもあり、その場合は脾臓を手術により摘出することもある、と怖い話を聞き正に我がボロ船、浮かんだり沈んだりの荒波にもまれての最悪状態、そんな暗雲の隙間から“最近の学会報告でピロリが悪さをしていると言う報告がある”と先生から一筋の光明が。
早速、ヘリコバクター・ピロリを血液検査で調べると想定通りの陽性、胃ガンの原因菌とも言われているこのヘリコプターがローターを回転させる様に鞭毛を回転させて動き回るピロリ菌は私の様な戦後間もなく生まれた団塊世代のジジイは不衛生な井戸水から殆ど感染している菌で我々団塊世代は何となく知っている菌でしたが。
陽性と結果が出たなら躊躇せず即、除菌と言う訳で10日間くらいでしたか医師の指導を真面目に守り飲み薬による治療を続け呼気(血液検査では再検出来ない)による検査で陰性を確認しました。
除菌後の経過は2007年1月5日(5.8×104μL)3月30日(7.0×104μL)と上昇傾向がみられた事から以降は総合病院から医院に切り替えて経過観察を行いデータの様な推移で現在に至っています。
因みに血液の本を見ると血小板数の基準値は1ミリ立方メートル中に、15万から35万個。
一般に1ミリ立方メートルのうち、血小板数が5万個以下になると血が止まり難くなり、2万個以下だと自然に鼻や歯ぐきからの出血が起こりやすくなったり、皮下に紫斑と呼ばれるアザが出やすくなったりする。
と記述されています。
いや~今回の事だけではありませんが我が人生、大小あっても紙一重の繰り返し、神仏を信ずるならば感謝しなければなりません。
しかし一難去って又一難、我がボロ船に降りかかる難儀は止まる事を知らぬのか~、と次なる難儀が降りかかるのですがその報告は又の機会に致しましょう。
あっ!結果は命に関わる病にはなりませんでしたので、ご安心の程を。
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