「準備と試し」
我が故郷は東北の仙台ですが貧乏旗本の三男坊で両親も既に他界しておりましたから望郷の念もなく女房実家の在る善通寺を終焉の地と決めました、これは先のブログでもお話している通りです。
これから先の年金暮らし、何も苦労をすることはない!と女房実家の畑に建てた我が家
ご覧の通りで家の前は善通寺市街→琴平→高知と繋がる国道319号線(現在は新しい国道が平行して出来ましたので県道25号線となっています)沿いですから家の敷地が丸見え状態、正月や連休ともなると全国各地から訪れる自家用車や観光バスが渋滞となって多くの目線に曝されてしまいます、いっやあ~最初は驚きまして家から外にでられませんでした、ああ~失礼!「こんぴらさん」詣でに行く人達が沢山来られるのです。
こりゃあ~堪らんと業者から見積もりをとると簡単なものでも100万円は軽く超えてしまう。
それなら自分で作ると決めたのは良いのですが結構、本格的になるし先ずは女房を説得して認めさせないとね、何せジジイは信用が有りませんから何をするにも事前準備が必要です。
讃岐弁で怒られると結構、きついですから。
“あんたなあ~何をしょんな!ホンマに・・もう~”
女房にしてみれば、自分の生まれた地であり田舎ですから何かやると全てが知れ渡ってしまいます、不細工な物を作ろうものなら大恥をかいてしまう!と言う訳ですね。
先ずは物置を兼ねたガレージで正面の目隠しをしました、これは勿論、手作り何て無理ですからプロにお願いしました。
しかし何ですなあ~、この様な鉄板の物置兼ガレージですが4面が塞がれた建造物は建築物だそうで固定資産税の対象になるのです、だから皆さん天井だけのガレージにするのですね。
いやはや、ちゃんと市の職員さんが来られて査定をされました。
垣根ですから支柱を立てなければなりません、見えますでしょうかガレージの側面に先ず1本。
女房が見て開口一番・・こんな大きいものを作るのお~!どうも高さ50cm位の柵を想像していたらしい。
コンクリートにドリルで穴を空けて叩き込んだアンカーボルトに支持金物を固定し支柱を立てる。
1面の長さはホームセンターで売っている材料の基準寸法らしい1800cmとしたのですが、この長さは自家用車に乗る寸法で好都合でした。
先ずは試しにと作った1面の支柱と梁に、出来るなあ~と自信を得て次なる材料の調達と加工に踏み切りました。
何せ、最初は目立たぬ様に・・失敗して御近所に恥を晒さない様に・・気を遣います。
「メイン材料の竹と加工」
先のブログ磨臼山(すりうすやま)でお話しましたが実家の土地となっている山の斜面に茂る竹藪、これを使わない手はないなあ~と言う訳での選択ですが勿論、タダ!と言うのが大きな魅力ですね。
京都等で有名な「孟宗竹」なら申し分ないのですが残念ながら「真竹」と言う種類の様です。
太いもので直径が8cmはあるでしょうか、そして節と節の間も20cm~30cmはあるので垣根の材料としては十分に使えます。
さあ~て、切り出しですが何せ山の斜面が急で・・そうですねえ~45度は大袈裟かもしれませんがイメージとしてはそんな感じですから結構な重労働になります。
この時はまだ58歳でしたからそれなりにコナしましたが一昨年でしたか補修のために登りましたら体力、筋力の衰えを感じてしまいました、当然ですかね、今の歳は67歳ですから。
軽トラックに乗せての材料仕入れですから切り出す寸法もこんなものでしょうか。
1mに切り添えて水洗いをします。
竹細工の話を聞くと乾燥に時間をかけ、熱で油抜きをして等と大変な工程がある様ですが、そんな芸術品でもありませんので、ここは簡易にやらないと完成が見えてきません。
1/5に割って節を削り整形します。
竹専用の腐食剤を塗布して乾燥します。
そうして1800cm/面を2枚作ったところの写真ですが、これが結構時間が掛かるのと当時は高齢者雇用の嘱託生活でしたから土日や休日に限られた作業となり1面/月のペースでしたでしょうか。
三面が完成!やっと目隠しができました。
6面を完成させましたが約1年は過ぎています。
裏面はこんな感じですが竹材料を両面にするべく張り合わせにしましたので材料の竹が多く必要になり通算で2年を要する結果となってしまいました。
如何でしょうか庭から見ても道路が見えなくなり渋滞があっても観光客の目線が気にならなくなりました。
製作して約9年、台風も大分経験しましたが壊れる事無くジジイの面目躍如と言ったところでしょうか。
ご近所様のご評価もまあまあで実家の爺さん婆さんの顔も潰す事無く良い婿さんを演じきったのでした。
次回は、ちょっと写っている手作りウッドデッキです。
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