2009年に高さ50cmぐらいの鉢植えされたモッコウバラを友人から頂きましたので大きくなる前にと早速、実家の山に自生する竹を切り出して作った自作の薔薇アーチですが樹木の力って凄いものですね!!樹勢に負けて大きく右側に傾いてしまったのです。
製作した竹製の薔薇アーチ(2009年3月)
如何でしようか!?羽子板付のコンクリート礎石を4個埋設し何時もの自己満足でこれでよし!でも足元が強度不足だったのです。
頂いてから3年後の2012年目の写真ですが、この時はまだ蔓径もそれほど太くなく・・・ああ~綺麗だなあ~ぐらいで何も考えていなかったのですが。
気が付くと樹勢で右に押され気味になっているなあ~こりゃあ~イカン!と基礎部分の強化を図るべく分厚い木材を加工して手当はしたのですが・・・。
頂いた時の鉢植えモッコウバラですが蔓径は太い幹で鉛筆の半分ぐらいでしょうか、それが1年、2年と経ち少しずつ太くなった蔓径は更に伸びて増えた蔓枝の重さも加わって2015年目には門柱を大きく右に押し倒してしまったのです。
もはや修復は不能と言う訳でご覧の通り解体撤去
やっぱり歳をとったせいでしょうか山の竹を切り出して・・なんて気力もなく、それならと話をした女房との予算折衝が巧くいきましたので市販のスチールアーチをホームセンターから購入して更新工事をしようとなった訳です。
実はこのスチールアーチですがホームセンターで展示されていて以前から目を付けていた商品でした。
値札を見ると¥13,000.-、結構高いんだなあ~と、なかなか決心が・・・。
そうして女房の許可が下りて、イザ買い物に!!意気揚々とホームセンターに行って店員に在庫を尋ねると何と!?在庫が無いと言うではありませんか。
ぬわ~にいい~!!在庫が無いい~だとお~・・何でもそうですが、その気になった時に在庫が無いで気持ちが収まる訳がありませんマシテヤお取り寄せ・・何て言うものなら、もういい!となってしまいそうです。
うう~ん!そんなら展示品でも良いからと言うと店員が“店長・店長とマイクを持って庭園商品売り場まで~と言って店長を呼びました。
いそいそと店長がやって来て言います“ここの蝶番がこわれていて~
そんなのは良いよ!売ってくれれば・・ただ、定価で買うのはチョットシンドイナア~
店長、ポケットから電卓を取り出してパチ・パチ・パチ・・考えているふり?をして
それなら¥9,800.-でどうでしょうか、流石!商売人です1万円をチョット切るのがミソ
OK・・ではこれを下さい!商取引成立です。 ラッキー!!
・・・シメシメどうせ野外の雨ざらしとなるのですから少々の錆びや壊れているところなんて私に言わせればノープロブレム・・です。
ええ~と約25%の値引きになります、これで基礎になるコンクリート礎石が買えるって言うものです。
アンカーボルトも買わなければなりません、結局はホームセンターにとっては良い客だと思うのですが。
ちょっと待てよ!?案外、不良在庫が吐けた~何て!店長が舌を出しているかもしれない、はてさてラッキーだったのは店長かも!?。
さてモッコウバラ・スチールアーチの設置工事を始めましょう。
その前に・・直接誘引したら、この太さのモッコウバラ蔓枝でスチールアーチは潰されてしまいます、先ずは蔓枝を支える物を作らなければ失敗の二の舞です。
羽子板付礎石を再利用して三角形に埋設しました、深さは30cm強あります。
太くても蔓ですから支えが無いと自立せずに倒れてきます、ロープで垣根の柱に固定して先ずはスチールアーチの基礎工事から始めました。
基礎としては穴を掘って砂利の礎石を敷き詰め木枠の中にコンクリートを流し込む、と言った手順になるのでしょう、しかしこの程度で面倒くさい事もしていられませんから市販の成型されたコンクリートブロックを使用することにしました。
スチールアーチを支えるメインの基礎コンクリートブロック・・・道路の縁石を購入
もう一つは殆ど荷重の掛からないアーチ底板止め用ブロック・・・側溝用の蓋を購入
こんな感じに埋設しました。
底板止め用のブロック(側溝の蓋)ですが以前、購入していたBOSCHのディスクグラインダーにコンクリートカッターを取り付けて“うっ!いい~んん??ガガガー”初体験ですから慎重に防塵マスク・防塵眼鏡そして鹿皮手袋をしての作業です。
いや~!?やっぱり回転するものは怖いですね~、寸法を合して埋設。
因みにこのBOSCH ディスクグラインターですが退職する前に購入した工具でお金のあるうちに買っておいたのは正解でしたね。
次にインパクトドリルを使ってアンカーボルト用の穴をあけます。
真っ直ぐ(垂直)に開けるのが難しい。
アンカーボルトを打ち込んで。
実は今回購入したアンカーボルトですが前回(垣根の柱固定金具止め)購入した物とは種類が違っていて最初は悩んだのですが、まあ~何とかなりました。
ちゃんと調べて~買えばこんな事にならないんだけどもねえ~
コンクリート基礎にスチールアーチベース板を取り付けて基礎工事の完了です。
まあまあの出来でしょうか。
そしてモッコウバラの太くて重い蔓を支える三角錐の木組みを製作、やっぱり三角形が一番頑丈です。
スチールアーチのセッティングです。
反対側からはこんな感じです。
モッコウバラの蔓を誘引して針金で固定します。
扉までは要らなかったのですが閉めるとこうなります。
そうそうホームセンターの店長さんが言っていた蝶番ですが錆びてはいましたが壊れてはいませんでした。
完成写真です。
この写真の撮影は10月24日なのですが実は竹製のアーチが倒れたのもあるのですがもう一つモッコウバラの葉が殆ど無くなっているのに気づき、あれ~秋になると葉っぱが無くなるんだっけ??と、よお~く見ると何と!?小さい蓑虫が大量に発生して葉っぱを食いつくしていたのです。
ひゃあ~驚いたのと気持ちの悪いのとで先ずは害虫退治をせねば!!農薬“スミチオン”1000倍液を噴霧し更に大きい蓑虫も一杯いますから枝の剪定と合わせてムシリ取っての大奮闘、そのかいもあってご覧の通り葉っぱもだいぶ増えてホッとしているところです。
蓑虫って赤塚不二夫さんが書く可愛げのある「けむんぱす」ですよねえ~、でもあんなに大発生すると「けむんぱす」なんて言っていられませんでした。
隣に在る梅の木の葉っぱもありません来年からはこまめに予防をしましょう。