市販のキットではなくビールのアルミ缶やホームセンターで入手できる金属部材を使って飛行機模型を作れるかもしれんなあ~と海軍航空技術廠編の零式艦上戦闘機図面集を入手し手始めに右主翼から作り始めた1/10縮尺のゼロ戦。
1冊の定価が1万2千円もする海軍航空廠編の図面集を入手して始めた趣味模型製作ですから途中で投げ出すなんて出来ないぞ!?と製作過程を「オリジナル金属ゼロへの挑戦」として2014年7月にブログ初公開して早3年が過ぎようとしています。
現在に至る製作過程と進捗は月1回のブログで公開している通りですが右主翼から始めた機体も前后部胴体まで進み2017年3月で作った左主翼でやっと全貌が見えてきました。
先ずは現在の進捗写真です。
2014年に完成度80%まで製作した右主翼ですので左主翼も同じレベルの進捗度で一区切りにしています。
主翼については左右の膠着装置、引き込み主脚を取り付けて可動試験に成功した時点で完成となりますが4月のブログで公開できるかが次の難易度の高いハードルですね。
ディオラマ風に左右の主脚をスノコの上に置いて撮影してみました。
黒いユニットは過日ネットで購入した主脚引き込みユニットです。
では製作過程を報告いたしましょう。
右主翼製作で作っておいた左主翼の前后桁に小骨の切り欠きスリットをつけます。
0.5mm厚さのアルミ板材から型紙を使用して小骨を切り出します。
切り出した小骨は変形してしまいますので金板に挟み金槌で叩いて成型します。
切り出した小骨にも嵌合スリットをつけ左主翼構成部材の完成です。
前后桁に小骨を順次、嵌合させていきます。
フラップ・補助翼・折りたたみ先端翼は桁同様に右主翼製作時に作っています。
小骨に補強材を取り付けています。
タイヤハウスと桁部材を切り出します。
タイヤハウスと主脚収納部材を組み込みます。
ラジコンに不要な翼内燃料タンクですが右主翼でも作って取り付けましたので左主翼にもダミータンクとして制作し取り付けました。
又、右主翼製作時に作っておいたフラップも取り付けます。
次にフラップ同様に作っておいた補助翼(エルロン)も蝶番の有る小骨に取り付けます。
小骨13番と補助翼蝶番を1.4mmマイクロビスで固定する
小骨19番と補助翼蝶番
小骨25番と補助翼蝶番
折り畳み先端翼も取り付けます
先端翼の折り畳み機構は右主翼と同じです
前后桁に組まれた小骨、タイヤハウス、ダミー燃料タンク、フラップ、補助翼、先端翼
0.3mmアルミ部材から前后桁の上面補強材を作る。
長尺加工の為に作った手製工具を使って前后桁補強材を作る
右主翼と同レベルまで補強材を取り付ける
フラップ、補助翼可動リンク部品を作る
リンク部品は0.3mm真鍮板、3mmφ真鍮パイプ、2.5mmφ真鍮棒を主な部材として制作しています
リンク部品を左主翼に組み込みます。
補助翼可動リンク
補助翼可動、第二リンクとフラップ可動機構とリンク部品を組み込む。
左主翼を進捗80%で製作
これで左主翼の一区切り完了です。
次は左右の主翼に主脚(膠着装置)を引き込み脚ユニットと合わせ組み込み可動試験まで行う・・・( ゚Д゚)・・予定です。
参考資料 『海軍航空技術廠 主翼関連図面』
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