2017年8月15日火曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 30/ エンジン搭載

【Ⅶ】動力装置の製作 1/ 燃料タンク・エンジン・エンジンコントロール

 動力装置・・昭和19年10月 海軍航空本部 零式艦上戦闘機 取扱説明書を見ると燃料油タンク、落下増設タンク、潤滑油タンク、起動装置、発動機、整流環、排気管そしてシリンダなどと言う名称で記述されていますが所謂、敵性語を使わないで表現する事に苦労したんだろうなあ~・・と言う思いが湧いてきます。

 過日のブログでもお話しましたが農事組合法人 猫の手アルバイトのアルバイト賃金をゲットできましたので早速、エンジンの検討を開始しインターネットにより代引きで購入し取り付けるところまで進捗する事ができました。

 先ずは現在の進捗写真です。


 エンジンを取り付ける前に燃料タンクを自作しなければなりません、と言うのも設置スペースの形状と狭さから市販のラジコン飛行機用燃料タンクは寸法的に大きくて入らないのです・・翼内燃料タンクを使ったら!??・・とっても無理ですね。

 何とか簡単に流用出来る物がないかとホームセンター3軒をウロウロしても中々見つかりません。

 それじゃあ~百均では・・と見てみるかと・・んん!?これは使えるかもと醤油スプレーボトルを購入して製作したのが次の写真です。

 
 おお~これで行こう!?と思ったのですが本体プラスチック系(飽和ポリエステル樹脂)は燃料で溶けないか?と言う心配と前部胴体防火壁に配置してみたのですがチョット長さ方向の寸法が大きく、エンジンコントロールロッドの位置と重なってしまうことが判明し断念と相成ったのです・・燃料が見えて良いんだけどなあ~


 他にはないかなあ~と探してみたのですが寸法的に醤油スプレーボトル以外の代替品は見つからずショウガナイと意を決し自作する事にしました。

 自作するにあたっては真鍮の半田付け加工が簡単と言うことで収納できる大きさに作ってみましたが・・(+_+)んん~これじゃあ小さいかなあ~何せ80ccの容量しかありません、因みにエンジンの取扱説明書を見ると180ccのタンクで飛行時間が約10分とありますので80ccじゃあ5分も飛ばない事になってしまいます。

 こりゃあ~イカンと全面見直し140ccを何とか確保したのでした。

 左から100ccプラボトル、80cc真鍮ボトルそして採用とした140ccの自作真鍮ボトルです。


 燃料タンクの下に写っているのは80Wの板金用半田ごてですが、やっぱり何でも道具ですなあ~手持ちの電子工作用30W半田ごてとは雲泥の差・・当たり前ですかね。

 この半田ごても猫の手アルバイトのお金で購入したのです。

エンジンの機種選定についてはラジコン飛行機の製作をされている、ご近所の趣味人さんに相談をして最低これくらいのエンジンでないと飛ばないだろうと言うアドバイスとアルバイト収入を勘案して小川精機㈱ 2サイクルグローエンジン OS MAX-35AXを購入しました。

 本当は燃料入手が容易な4サイクルガソリンエンジンを採用したかったのですが世界最小のラジコン飛行機用4サイクルガソリンエンジン・・うんむ!?検討しましたが重量と寸法的に無理・・(+_+)残念でした。

 検討した斎藤製作所 4サイクルガソリンエンジン FG-11



 採用したのがご近所の趣味人さんも使っている小川精機のOS MAX-35AX


 OS MAX-35AXを図面に載せると・・これでもギリギリの寸法です。




 
では早速、作業にとりかかりましょう・・その前に入手したエンジンOS MAX-35AXです。


 このエンジンですが善通寺の片田舎ですから入手するにはインターネットしかありません、現物を見て買えないと言う難点はあるものの大阪は日本橋まで何て行けませんからね。

 便利な世の中になったものだなあ~パソコンで検索し注文したら翌日の指定時間帯に宅急便で届きました。

OS MAX-35AX
 
行程体積 5.77cc 出力 1.3ps/16,000rpm 
キャブレター・サイレンサー付き

 定価     ¥18,500.-
 購入単価   ¥14,800.-
 タイムセール値引き ¥490.-
 送料        ¥500.-
 代引き手数料    ¥400.-
 消費税     ¥1,216.-
 購入総額   ¥16,426.- 

 カード支払いや銀行振り込みなどの決済があるけど固定収入のない年金暮らしのジジイにとっては、やっぱり代引きが一番いいなあ~

 どちらかと言うと“何時もニコニコ現金払い”そして“何時もニコニコ割り勘呑み会”これが信条で生きてきましたから。

 エンジン位置の確認と決定を行う。


 OS MAX-35AXをエンジン架に固定するアングルを製作する。

 エンジン搭載アングル(エンジンマウント)の製作
 材質 0.5mmアルミニュウム


 エンジン搭載アングルをエンジン架に固定取り付ける(側面図)
 黒塗り部分は140cc燃料タンク 材質 0.3mm真鍮・0.5mm真鍮



 整流環(エンジンフラップ)取り付け板の製作図

 エンジン搭載アングルと整流環(エンジンフラップ)取り付け板をエンジン架に固定する。


 背面から見た取り付け固定状況


 燃料タンクに配管を取り付けシリコーンシールを塗布して完成させる


 エンジン搭載アングル(マウント)にOS (MAX-35AX)を取り付け更に搭載アングルをエンジン架に取り付け固定する。


 これはディアゴス金属ゼロのエンジン架に固定された栄エンジンと整流環(エンジンフラップ)です。


 140cc燃料タンクとエンジン(OS MAX-35AXを)が取り付けられたエンジン架を前部胴体 防火壁取り合い穴に仮組する


 エンジンコントロールサーボを前部胴体 防火壁の裏側に配置する為にキャノピーを取り外し写真の位置に取り付ける。


 側面から見た写真ですがエンジンコントロールロッドも仮組します。


 コントロールロッドをエンジンキャブレターに繋ぎます。


上面から見た写真ですがサーボ・ロッドの位置関係そして燃料タンク~エンジンに繋がる配管です。



 配管で手前は燃料供給用で奥に見えるのは排気プレッシャー用の配管です。


 左側面の写真です。




エンジンコントロールサーボの動きを動画にしてみました、こんな感じです。


 今回のエンジンコントロールサーボの接続により6チャンネルの全てが接続試験が終了です。

 次回からは仮組になっている箇所の本組を進め外板を張る作業へと進めて行く事になりますが最近になって日々の難易度が増している事に・・( ゚Д゚)ホンマに出来るんかなあ~とイササカ弱気な思いが・・・(_;)・・どうなりますでしょうか。

 そうそう排気管つまりマフラーを取り付けなければならないのですがエンジン購入時の標準マフラーでは大きすぎるのと実機の様にエンジン整流環(エンジンフラップ)下側から取り出すには・・むむ( ゚Д゚)・・自作しかありません果たして如何に相成りますでしょうか、乞うご期待( ^ω^)・・・ナンチャッテ・・全く出来る気がしないんだなあ~

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