前回は主脚の改修作業のお話しでしたが今回はフラップの改修作業についてお話しをいたします。
これは1号機で作った主翼操縦装置であるフラップとエルロンを駆動するサーボと中間リンク機構ですが何と言うのでしょうか拘りと凝り過ぎ構造にしたために失敗となった写真です。
右上がフラップのサーボそして左側にあるのがエルロンのサーボです。
サーボからスプリングによるテンションをかけたワイヤーで中間リングを動かし、そしてロッドを介してフラップ駆動リンクを動かす、つまり中間構造が多すぎてサーボの角度を正確に伝えるだけの加工精度がない、この事が失敗した原因になっています。
右側フラップ
左側フラップ
今回の改修ではサーボ回転角度を直接フラップ駆動桿に伝える単純構造とする事にあります。
外板を剥がし旧サーボ機構の全撤去を行います。
8番小骨(リブ)をサーボ固定金具として作り変えます。
イメージし難いですが、こんな感じで取り付ける事ができました。
サーボとフラップ駆動稈はフレキシブルロッドで繋ぐのですがフレキシブルロッドの動きを模擬的な油圧の動きにしてピストンを押す構造としました。
写真の様に真鍮パイプを使用して模擬油圧ピストンを制作。
海軍航空本部の取扱説明書では作動筒と言う名称で説明されています。
右側フラップ
左側フラップ
こんな感じのダイレクトドライブと言うのでしょうかシンプル構造で構築できました。
百聞は一見に如かずと申しますが静止画説明を動画にしましたので観ていただけたらと思います。
次回はフラップに続いてエルロンについてもサーボダイレクトドライブと言うシンプル構造で改修作業をします。
0 件のコメント:
コメントを投稿