2013年2月22日金曜日

無人駐車場で赤恥


『無人駐車場で大失敗』

 “朋あり遠方より来たる亦楽しからずや”とは論語の最初に語られている言葉だそうですが私より先に退職した東京に住む先輩が広島で呑みたいと言うものですから、ここは行かねば義理が立たないと、わざとらしいが新幹線を諦め高速バスで行くことで節約努力を女房に示し、いそいそと出かけた次第です。
 高松から広島行きのJR高速バス、昔はJR坂出駅に高速バス停があり善通寺からはJR高松行きに乗れば良かったのですが今は高速道路坂出インターを降りた所に移設されたためにバス停までは自家用で行き無人駐車場に駐めるしかなく、ここで大失敗の赤恥をかく事になろうとは・・・。
 この坂出インターの駐車場はバースターミナルの近くともう一つ国道を挟んで向かい側の二カ所がありターミナル近くの駐車場は既に満車、やむを得ず国道向かい側の駐車場に駐めるしかなかったことも不運であった。
 さて久し振りに友と酒を飲み交わし楽しい一時を過ごして翌日は広島バスターミナルから高松行きのJR高速バスに乗車し約3時間で坂出インターバスターミナルに到着、忘れないようにと降車時には運転手さんから駐車場サービス券を受け取り長い信号を待って国道向かい側の駐車場へ。
 自家用に乗って先ずは確認、駐車券を見る、駐車料金の記述はなし、サービス券を見る、サービス券にも料金の記述はなく取り立てて注意文章もない。
 このサービス券を投入すればゲートが開く、この思いこみが失敗の最大要因でした。
 何の疑問も持たずにゲートへ車を進行させ駐車券を投入すると料金表示が6千円!何の心配もせずにサービス券を投入、当然、料金表示が0円となってゲートが開くと思った瞬間、料金表示の液晶に500の数字が!ぬあに~と財布を見ると1万円札が3枚、小銭はと急ぎ小銭入れをポケットから出し見ると10円硬貨と1円硬貨が数枚、しまった、広島バスセンターで小銭を使ったんだっけ。
 そう思った時には後の祭りで仕方なく車をバックし駐車場に戻して急ぎバスターミナルのカウンターへ、すみませ~ん、実は~と経緯を説明し両替してもらって急ぎ駐車場へ。
 ゲートには後続と思われるおじさんがゲート器械の横にある緊急インターホーンで話し中、出られんのやけど!どうなっとるん!と怒り声。
電話、をし終わったおじさんに平謝り、すみませ~ん!!私が小銭が無くて今、両替に行っていたところでと事情を話すと、おじさんが、これあんたの駐車券かい?と手渡してくれました。
どうも時間切れとなって投入した駐車券が戻ってきていたらしい。
呆れた顔のおじさんには謝って何とか先に出て頂きました。
戻ってきた駐車券には取り消しの印字がされていて又、精算書-500.と言うレシートが出ていました。
なにせ最初の料金表示が6千円となっていたのにビビッリながら、もしかしたらサービス券が無効になったのではと不安でドキドキでゲート器械の横にある緊急インターホーンを上げ呼び出すと応対した女性に経緯を説明、女性は戻ってきた駐車券にはサービス券の情報も書き込まれているので通常と同じ要領で投入すれば出られます、の回答。
一抹の不安は残っていたのですが車を再度、駐車場のゲートへ、恐る恐る一時取り消しと印字された駐車券を投入すると液晶表示には¥500.と表示され、取り敢えず一安心おもむろに¥1,000.を投入するとゲートバーが上がってお釣りの¥500.がチャリンと音を立てて戻ってきました。
ふう~!やれやれ無事に駐車場を出る事ができましたがロスタイム30分、何とも焦りまくった最終日でした。
因みに無償は1泊分だけで後は1日・¥500.ということらしい。
後日、善通寺の高速バスターミナルに行き失敗の検証を試みた。
バスターミナルの受付カウンターのガラスに駐車場の利用が書かれてある張り紙がしてありそこには次のような記述がなされていた。
当停留所から高速バスをご利用のお客様は降車時に搭乗員から48時間無料のサービス券をお受け取り下さい。
       最初の1時間は無料です。
       1時間を越え24時間迄、2,000円です。
       割引利用券の場合は、48時間迄無料です。以降24時間を越える毎に500円ずつ追加されます。
※ 料金精算は、1,000円札・500円・100円・50円・10円硬貨でお支払い下さい。2,000円以上の高額紙幣は使用できません。
 駐車券に料金説明がないとは言え、最初に確認をしなかった俺の失態だよな~、でも最初の表示に6,000円はないよな~、これでビビってしまって側にあったインターホーンも目に入らず長い信号の道路を渡ってターミナル受付まで走ってしまったのだから。
 料金精算器も確認すると。
 な~る、ほどな~、ちゃんと取り消しボタンと駐車検紛失ボタンがあるじゃないですか。
 もっと冷静な判断があったら取り消しボタンを押して駐車券を取り戻して車を駐車場のスペースに戻してから両替に行って再トライすれば何の問題もなかったし焦る必要もなかったんだな~と悔やむ事しきり。
 でもサービス券が無効になる?これが一番の不安材料だったのだから果たして取り消し操作を知っていたとしても焦っただろうことはやっぱり否定できないな~と。
 戻ってきた駐車券にはちゃんとサービス券を使用した記録が入っているとは、アナログ人間である、じじいの頭では閃く事も無理と言うものですかね。

 皆様、どうぞ如何なる時も駐車場利用の折りは小銭の事前確認を怠りません様に!




 AMNOってあの我らが入社した当時の出勤、退社で必ずタイムカードを挿入しガッチャンと印字された、あのタイムレコーダーのメーカーではないですか。
へえ~、今はこんな事もやっているんだ!今でもタイムレコーダーを使っている職場は少ないと思うけど、世の中、出入り管理の仕事はなくならないんだね。

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