2013年3月16日土曜日

回想 やりたかった模型趣味 ①


 東北生まれで寡黙な人間が、まいど“おおきに”えらいすんません、商魂で有名な浪速は大阪に!サラリーマンの宿命とは言え転勤になろうとは思ってもいない事でした。
 1998年~2004年の7年間、営業二課長としての勤務でしたが、転勤当初は無我夢中!2000年問題では大晦日に出勤し正月を職場で迎える等あっと言う間に過ぎていきました。
 まあ大都会の大阪ですから楽しいこともありましたし営業職ですから社用族で北新地にも出入りし仕事でも充実した日々を過ごしました、しかしそれと同じくらいのストレスもある訳で、このまま行けば病気にも成り兼ねないな~と思いつつ休日に行った本屋で模型週刊誌と言うのでしょうか「ビルディング・カティーサーク」と書かれた2cm厚の段ボール箱とセットになった本を目にしてパラパラとページをめくり、そして箱には部品と思われる成形された模型用合板が数枚、帆船模型と言えば高級品で組み立てキットだって半端な金額じゃ買えない、そんな高級帆船模型が一回の作業量は少ないし価格も一回が千円、んん~ん、ストレス解消には良いかも!そんな軽い気持ちで購入開始する事にしました。

 この様な取扱説明書と言いますか組立要領書が付いていて、その指示に従って製作を行います。



 部品にヤスリをかけて磨き、そしてボンドで組み立て、1回の作業はこれで終わり、どうです物足りませんか、何故か次の号が楽しみになるのもストレス解消には良いのかもしれません。



 子供の頃から模型作りは大好きでプラモデルもずいぶんと作りましたが、それこそプラモデルの無かった時代には木製のある程度加工された艦船模型を作りゴム動力でスクリューを回し風呂や一寸した水たまりで走らせたりもしました。
 しかし、そうですね中学も三年生になると受験が迫り出来なくなって模型と言う言葉さえ忘れていたと言いますと嘘になりますがね。
 それがストレス解消とはいえ50歳を過ぎてやろうとは考えもしなかった事でした。
 delPrado japanと言う会社の輸入商品のですが後に会社が倒産してしまいます、その話は後にお話するとして「ビルディング・カティーサーク」の商品仕様は次のとおりです。
縮尺   1/90作品
発刊年数 2003年~2004年(約2年)
商品名  カテイーク(delPrado)
定価   1,000円/週
最終   95号  結果的には総額9万5千円ですから、やっぱり高級模型です。
 大阪勤務時代の55歳から初めて終わりが広島勤務時代の56歳でした、転勤族の住処は狭いし部屋数も無いのですが子供達は巣立った後でしたのでやれたかな、と言うのもあり又、木製模型特有の木くずやヤスリがけの埃にも文句を言わず亭主のストレス解消に理解をしてくれた女房どのには感謝しなければいけませんね、お陰様で鬱病になることもなく高齢者雇用の満期、65歳まで仕事をする事ができたのですから。


2002年9月
2003年6月
2004年2月
2004年5月(95号)

この時は56歳になっていました。



 もう9年も前になってしまいます、うう~ん!56歳か、髪の毛もあるし若いっすね~、年月の流れが速い!今こそ1日を充実した日にしなければ、なんて思ってしまう、やっぱり残日録は続けよう。

 2013年3月15日のカティーサークです、埃が溜まり船底の真鍮板は黒くなり先端マストにもガタがきて9年の歳月を思わせます。
 よし!ドック入りさせて今度は帆を張ってリニューアル玄関デビューだ。









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