『井出掘り・・?』
退職し毎日が日曜日になって自治会でのお付き合いが増えてきておりまして5月12日の日曜日には農業用水路の清掃に駆り出され久し振りの肉体労働、春爛漫の快晴と相俟って大汗をかきました。
その農業用水路の泥上げ清掃をこちらの部落では井出掘りと言って田植え前に毎年行われる農家の方々の年中行事です。
役職定年を契機に高松へ転勤し、こちらに住んで早7年目になりますが自治会に入って周囲が農家である事と香川県は善通寺である事で東北生まれには聞き及ばない単語が幾つかあるのです、その一つが“いでほり”呑み仲間の仲良しさんに“いでほり”ってどう書くのでしょうかと聞いてもハッキリしませんでしたが、どうやら井出掘りが正しい様で、つまりは農業用水の清掃の事を言います。
所謂ドブではないですよ、農業用水路の清掃で今ではコンクリートの掘りで作ってあるところが殆どですが昔は田んぼの横を掘っただけの掘りでしたから稲刈りが終わって又、田植えが始まる頃には埋まってしまう、その埋まってしまった用水路の掘りを田植えの前に同じ水利の農家が共同で掘ると言うのが井出掘りと言うのです、ヨソ者でサラリーマンの倅で育った私に取っては初体験、いや!実はもう去年もやったのですけれどもね。
昨年から環境保全の取り組みを自治会でやっていて農家も高齢化、今は農家、非農家に拘わらず、と言う訳です。
午前中の労働が終わって昼休み、弁当と350mlの缶ビール、そして日本酒を勧められるまま1合を呑んでしまい・・・そして昼から又、残り作業で2時間。
いや~!昼の酒は効きますね~。
それにしても心配だった腰くんも保ってくれました、感謝です。
現在の用水路はコンクリート3面ですから清掃ですよね。
ここは現在使っていない、つまり水は流れていないのですが、この様な水路はコンクリート水路ではなく土なので埋まってしまう、これを掘ると言うのが井出掘りの云われなのでしょう。水が流れなくとも我が部落の水路ですから掘るのですね。
この日も暑かったです、でも雨降りよりは良いですね。
郷に入っては郷に従え!!何でもやりますよ。
ただ身体がね~、じじいになったせいか腰痛地雷の信管に振れない様に注意しなが
らですが、ね!
らですが、ね!
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