2016年1月31日日曜日

オリジナル金属ゼロへの挑戦 14/ 胴体の製作

[] 胴体の製作 4/ 
[]-1 胴体骨格図の検討と縮尺1/10図面及び隔壁型紙の製作

 何時だったか夏の夕暮れにヒグラシの声を聴きながら自作のウッドデッキでビールを飲んでいると色んな事を考えてしまいます。
350mmℓ缶ビールをグビグビッと飲み干し・・ぷっは~!?空になった缶の軽さに、これで飛行機を作ったら飛ぶかもしれんなあ~
 そんな想いとディアゴステーニの零戦二一型(A6M2b) 1/16 スケール金属模型を作ったこともあって金属製のラジコン零戦を作ってみよう!?まあ~毎日が日曜日の隠居ジジイですからカネは無くとも時間だけは一杯あるぞ!そんな思いで始めたオリジナル金属ゼロへの挑戦、半信半疑で左主翼から作り始め何とまあ~胴体の製作を検討するところまで来たと言う訳です。

 自作の拠り所はディアゴスティーニでの1/16金属モデルの資料と製作経験そして息子の力を借りて入手した海軍航空技術廠編の「零式艦上戦闘機図面集」更に海軍航空本部の「取扱説明書」です。

 この件は先のブログでお話していますが無謀な挑戦をするに至った原点ですからダブりはご勘弁と言うことで暫しお付き合いを下さい。
 作れるかも!?と思うキッカケとなったディアゴスティーニの金属本格スケールモデル


 先のブログで紹介しました2011年に完成した金属本格モデル零戦二一型 


何で知ったのかなあ~国立国会図書館には零戦の本物図面があってコピーできるそうな!?
 息子に相談したら探してくれまして、高額でしたが購入した図面と取扱説明書です。

 図面集として原書房から発売されている日本海軍航空技術廠の極秘資料ですが研究実験報告書の零式艦戦図面集成となっていて原書房が言う図面集には程遠く抜粋された図面から想像も加え更に取扱説明書やディアゴスティーニの資料を参考にしながら試行錯誤の繰り返し。
 まあ~先ずは作れるかどうかの見極めをして、と言う事でしょうか、そう言う意味では左主翼・主脚・キャノピーそしてエンジンカウリングと作って見て何とか作れるなあ~と言う
自信の積み重ねが続けられる条件でしょうか。
 ここで胴体製作の見通しが付けばいよいよ、主脚の折り畳み機構やサーボユニットを購入して、と言ったお金を掛けてのステージに移行していく事になります。
 何せ年金暮らしのジジイですからね、金は掛けたけど物にはならなかったでは情けないし言い訳にもならないですから。
 取扱説明書は海軍航空本部編纂で昭和十九年十月・?・昭和20年8月15日が玉音放送のあった日ですから戦局の最も厳しい時に作った零式艦上戦闘機「取扱説明書」・・三二型から六三型まで、操縦と言うよりは整備に関する取扱説明書の様ですが、この時期の編纂、後10か月後に敗戦を迎えるとは思えないですね。
 やっぱり新型戦闘機ではなく零戦の取扱説明書と言うのが日本海軍の全てを物語っている様に感じます。

 ディアゴスティーニの金属零戦モデルの前部胴体部分と後部胴体



 これを参考にして縮尺1/10の胴体をオリジナルで製作します。

 さあ~これから縮尺1/10オリジナル金属ゼロの胴体製作に着手です。

 先ずは縮尺1/10図面の検討ですが、海軍工廠の胴体骨格図と胴体外鈑図を原図として縮尺1/10図面に書き換えなければなりません。

 原図 胴体骨格図


 原図 胴体外板図



 A2サイズの方眼紙に縮尺1/10骨格図を書くのですが製図板等は有りませんから子供が使った勉強机に広げて書くのです、しかし如何せん持病の腰痛があってとても作業が出来ません・・ショウガナイとここはコンビニに行って原図の縮尺1/10の拡大コピーを作りA2方眼紙に貼り付ける!?何とも安直な方法で作図としました。


 手前は良いのですが奥の方を書くには腰を曲げなければならずチョット無理!? 


 隔壁に付いて海軍航空技術廠の図面では防火壁・第四隔壁・第十三隔壁しか有りません。



  そこで他の隔壁はディアゴスティーニの金属本格スケールモデルの隔壁を参考にして寸法を骨格図に合わせ縮尺1/10拡大コピーしたものを採用する事にしました。

 
 ディアゴスティーニの金属本格スケールモデルを製作した時に隔壁部品をコピーしていましたので参考にしました



そうして完成させた縮尺1/10隔壁の型紙です。



 隔壁⑭⑮⑯は垂直尾翼の前桁・中桁・後桁も担っていますので垂直尾翼線図から桁幅の寸法を決めています


 さて準備は整いましたから胴体製作の着手です。
 次回の趣味ブログでは多少なりとも前部胴体の報告をしたいと思っていますが如何相成りますでしょうか。

 ???左主翼を製作した時に桁の寸法が小骨間の合計と図面記載の長さ寸法に差があり悩んだ話を先のブログでしましたが今回の胴体骨格図でも隔壁間隔の合計と胴体骨格長の合計に差があり???悩んだ末に隔壁番号⑫~⑬の間隔記載寸法の間違いだろうと結論づけました。
 どう見ても図面の隔壁間隔に対して記載寸法が小さいのでは?勝手に骨格図を訂正しておりますので見て頂いたらと思いますが、今に至ってこんなミスが・・何か自分が間違っているのかなあ~?と俄かには信じられない気持ちです。
 まあ~参考にしているのが研究報告書であって製作図ではないですからね、報告書を書く人の転記ミスかもしれませんが・・・。

 今日のTV 報道2001で日本人がオーナーのゼロ戦が日本の空を飛んた!これから全国の空を飛ぶイベントが企画されている様です。

 零戦が高松の上空を飛ぶ!?・・その時には絶対に観に行くぞおお~





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