先のブログでも書きましたが実家・・正しくは嫁さんの実家が所有する土地がある磨り臼山でのツマラン話なんです!?
昨年からの色々な出来事に「さくらじい残日録」として記録しておくべきなんだろうなあ~と思ったものですから。
もう見飽きたでえ~と言われそうですが後方の高い山が(^^♪こんぴら船船・・の歌詞にある象頭山そして手前の低い山が磨り臼山(すりうすやま)です。
その磨り臼山の左側裾野の一部と極限られた山の一部に実家の土地があるのですが、ここには猫の額ほどの畑が麓に、そして真竹と言う品種の竹藪が広がった45°もあろうかと言う斜面を100m程登った所に又、猫の額ほどの平らな部分があって柿・ミカン・枇杷の木が有りました・・有りましたと言うのは現在、既に伐採してしまって何もない雑草地と化しているのですがね。
この土地は南側に面していて丁度、山が北風を遮ってくれるものですから冬であっても意外と暖かく斜面を登って竹でも切ろうものなら冬なのに汗が滴り落ちる程なのです。
山は暖かい・・と言いながら義理親父さんは一人、黙々と畑を耕したり山の果樹に肥をやったり・・一人でいるこの時間が好きだった様です。
100m程の上からワイヤーを這わし滑車で荷を下ろす・・これって何か男のロマン!?を感じるのですが・・・・。
高が標高121mの小さな山ですが、されど山ですから甘く見ていると命も落とし兼ねない危険な場所でもあるのです。
一昨年でしたか義理親父さんが山から帰って来て“山で転んで胸が痛い・・と言うので救急病院へ連れて行くと何と!ろっ骨が折れて肺に刺さっていると言うではありませんか。
今となっては、その事故が一つの契機となったのかなあ~と思えるのですが一挙に活動範囲も狭まりながら体力も低下し昨年の10月に88歳の米寿を前にして他界してしました。
管理者が不在になった山の竹は伸び放題になり台風で煽られた竹は民家の屋根に覆い被さる程になって民家から竹を切ってくれ!とクレームがくる始末。
まるでジャングルですな、ティラノザウルスがゴソ・グルグル・ガォォと出てくる雰囲気でしょう!?
流石に素人のサクラジイが伐採するのは困難と昨年の夏にシルバー人材センターに依頼して、取り敢えず民家の屋根に覆い被さった竹を伐採したのです。
山を100m程、登った畑ですが、この程度の登りでも足の太腿が突っ張って途中で休みながら登らなくてはならないなんて、とてもサクラジイには山仕事は無理・・です。
これはミカンですが他に甘柿が2本と枇杷が1本、管理していないのでタケがアッチコッチにニョキニョキと出ています。
我が家で食べる分のミカンをキャリー駕籠にいれて竹藪を降りる我が女房・・・農家の娘は強いなあ~サラリーマンの倅でサラリーマン人生を送ったサクラジイ・・体力が覚束ないのはご想像のとおりです。
更に管理者の居なくなった麓の畑もご同様に荒れ放題となり年が明けた1月に義理弟が雑草を刈って更に柿の木や樫の木等の大きな木を伐採、もちろん上の地に在る柿、ミカン、枇杷の木も切ってしまいました。
義理親父さんゴメンナサイ!!管理が出来ないからショウガナイです。
麓にあった桃の木も切ってしまってもうありません、これはこれで蕾の付いた枝を切り農協の産直市場に出荷すると売れたのですがね。
今年は暖冬とかで2月に入り暖かい日が続きましたので昨年伐採した竹の廃材の焼却処分と片づけを女房と伴に実行しました。
まあ~義理親父さんは常に一人で農作業をやっていたわけですが人気のない場所しかも山ですから、やっぱり一人は危険です、何が起こるか判らないですからね。
この様になった竹廃材を焼却処分するのですが、まあ~竹は空気が詰まっていますのでパンパンと言う音ともに火のついた破片が飛ぶので目が離せません。
義理弟が買ったチェーンソーを使っての木こり初体験です、最初はおっかなびっくりで、へっぴり腰・・まあ~チェーンソーデビューとなりました。
ブォ~ンン!と言うエンジン音と回転する鋸歯を押し当てる振動が手に伝わり、やっぱり回転する工具の扱いは緊張します。
いっやあ~暑いっす!木陰で一休み、まだ2月だと言うのに汗びっしょりの農作業をこんな山でやろうとは!?サラリーマン時代には考えもしなかった事です。
どうですう~プロの農業人みたいに見えませんか。
義理親父さんの遺品となった軽トラックですが今ではサクラジイの愛車となってしまいました。
こんな事をしていると、つい(^^♪ PARADISE OF LIFEのメロディーが頭の中に流れてきます。
ご存知でしょうか毎週土曜日よる6時にtv asahi 5chで放送されている番組「人生の楽園」都会に住んでサラリーマンをやって来た人が定年前に或は定年後に田舎暮らしをしたいと脱サラをして移り住んだ人(夫婦)の話なんですがね。
田舎に移住して農業、ペンション、蕎麦屋をやったり又は家具工房を開いたり、まあ~成功した人の話ですから毎回、幸せなストーリーで終わります。
楽園の案内人は西田敏行さんと菊池桃子さん。
こんな俄か農業人をしていると西田さんの“人生の楽園・・てかあ~!?と言う声が聞えてきそうな・・・・でも農業ってホンマに好きじゃあないと出来ませんから。
冬は寒いし夏は暑い、でも何ですなあ~農家の人って凄いですね、70歳に80歳になっても現役ですから皆さん健康で長生きの人が多いのも頷けます。
今日も山の竹を数本、軽トラックに積んで帰りました。
何に使う?・・4月・5月になったら胡瓜、トマト、ナスそして豆類などを植える時期が近づいてきます。
女房から“おとうさん、棚を作ってよ”と言われるものですから、その為の準備です。
この地に住んで早10年、俺も人生の楽園を農業で・・何て!勘違いをしそうです。
(^^♪ PARADISE OF LIFE・・チャンチャンチャン・・・
余計な事ですが朝日新聞系列の政治経済を云々する姿勢には相容れないジジイですがね。
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