2015年に手伝ってくれんかのお~と農事組合法人の方から頼まれ、断らない主義のさくらじい、そんな素人ジジイの「猫の手」農業お手伝いのお話は先のブログでもさせて頂いておりますが今回も農事組合法人さんで汗を流した猫の手アルバイトのお話です。
暖かく穏やかな風土の讃岐平野ですから昔から稲作と麦作の二毛作がこの辺の農業形態で只今は麦作の時期で5月後半が麦刈りの時期となっているのです。
御多分に漏れずこの地域でも各農家のメインを成す働き手が70歳から80歳台と高齢化するに及び2012年に農事組合法人として我が実家を含め数戸の農家が集まって共同農業をする様になったのです・・と先のブログでも書きましたが、そんな猫の手アルバイトですが依頼の回数も増えてきて・・むむ!?(*_*;。
稲作は経費と収入がツーペー・・おっと死語かな!?・・つまり利益はなし状態だそうで薄利ではあっても麦作で利益を確保しているのだそうです。
そんな麦も今年からは利益のアップを目的に“うどん”の小麦ともう一つ、この地のブランド麦“ダイシモチ麦”の栽培に切り替えています。
刈り穫りを間近に控えて穂が付き始めた時期、赤さび病の防除剤散布に駆り出されたのでした。
防除剤の散布ですが軽トラックに積まれた500ℓタンクの薬剤を数十メートル伸ばしたホースを使って散布するのですが農業素人のジジイはそのホースを引っ張る役目です。
500ℓポリタンクに水を満タンに入れ赤さび病防除薬剤を溶かして散布液を作ります。
中央に500ℓのポリタンク、左にガソリンエンジンの動力噴霧器そして延長ホース。
畔に軽トラックを止めて延長ホースを引き出します。
猫の手はトラックに近い配置でホースを握ります・・・( ゚Д゚)・・手前の軍手がさくらじい。
散布ノズルからは加圧された防除剤が噴霧されています。
散布する人・散布する人の補助・中間ホースを持つ人、そして猫の手アルバイトとなります
大きく広がる麦畑、さくらじいの家が前方左に小さく見えます。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ・・きょうの作業は終了です・・ああ~シンド・・・( ゚Д゚)・・。
でも、このシンドさと言うか、かったるさが気持ちいい・・まあ~達成感かな。
馬子にも衣裳!??猫の手ジジイも農業のプロに見えます・・かね!?
汗を流した後の一杯・・グビグビ・・プはあ~・・旨いっす( ^ω^)・・・。
発泡酒ですが。
やっぱり汗も流さなくちゃ~・・作業を終えた夕日に麦の穂が光っていました。
えっ!?ああ~このシイタケですか、我が庭の日陰に置いた榾木には今年もニョキニョキと出てきました・・もう4、5年になるかなあ~。
さぬきの夢2009 小麦ですので穂が長いです
ダイシモチ麦 大麦(裸麦ですから)穂が短いそして実ると赤紫色になってきます。
最後に讃岐名物のうどん用として開発された小麦とダイシモチ麦についてコマーシャル。
「さぬきの夢2009」
香川県で開発されたうどん用小麦で2000と2009があり我が農事組合法人ではさぬきの夢2009を植えました。
「ダイシモチ麦」
香川県善通寺市内に在る近畿中四国農業研究センターが平成9年に開発したもち性の強い大麦(裸麦)で善通寺にゆかりのある弘法大師に因んでダイシモチ麦と名付けられた。
この麦は健康と美容の維持に効果があるとされ最近、全国的に人気の麦となっています。
善通寺市のふるさと納税で人気の商品だそうです。
むぎゅう~ちゃん・・だって( ^ω^)・・・へえ~。
実は赤さび病の防除剤散布作業が済んだ翌日に農事組合法人さんのナンバー2、重鎮の方が突然の脳梗塞で鬼籍に入られてしまったのです。
軍手をしてホースを握るさくらじいの前に写っている方ですが享年82歳、戦後の地域農業を一心に頑張ってこられた方だけに農事組合法人の皆さんも驚くばかり、他所から来た、さくらじいにも笑顔で親しく接して下さる優しいお爺さん、お疲れ様でした。
合唱