2019年10月27日日曜日

さくらじい残日録10月号 長旅Episode 2


 大曲で皆さんと別れて我が故郷、仙台に到着。

 仙台にはさくらじいの妹夫婦とその家族が住んでいます、さくらじいの親父、お袋が亡くなってから帰京する事も少なくなって墓参りもご無沙汰なのですが、何せ不便で距離もある山にあるものですから墓参りするだけで1日が必要となってしまいます。


言い訳ですが時間が取れないと言う事で今回は親父、お袋ゴメンナサイ、でも横手まで行ったら仙台に寄らないと言うのもイカンなあ~と言う思いで久し振りに妹の家で1泊したのでした。

 さくらじい71歳、妹が69歳、こんな歳になっても兄貴の好物を忘れないでいてくれてトンカツ、サンマの塩焼きそして・・んん!?歓待してくれました、有難う。

 妹の亭主はさくらじいと同い歳ですが今も現役の経営者として頑張っています。

 仙台は大都会になってしまいましたなあ~前に来た時には仙台駅から市営バスに乗って行った妹の家ですが今回は地下鉄に乗って来てくれと言う。

 仙台駅から地下鉄に乗って妹の言う駅で降り地上に出ると別世界(@_@)さっぱり解りません、正にひぁあ~と言った感じで妹に電話して迎えに来てもらいました。

 我が故郷とは言え仙台はもう、さくらじいが住んでいた町ではなくなってしまいましたね、これもショウガナイ。

 妹の家で1泊し再び新幹線で東京へ移動するのですが乗車時間は確か2時間ですから車内販売はなかったなあ、と缶ビールとサンドウィッチを購入して乗り込み座席に座ったら即、プッシューと缶を開けてグビグビお決まりの行動ですが、これが好きなんです。

 四人兄弟の三男坊がさくらじいですが八王子に住む次男の兄貴の家を1年ぶりで訪問して1泊、ここでも歓待をして頂き盛り上がったのは言うまでもありません。

 さくらじいだって飲めなくなってきましたからね、酒は百薬の長と申しますから歳相応に程々に、でしょうか。

 楽しい一時を過ごし1泊した翌日は長旅の最終日、次なる目的地を目指して八王子から横須賀に移動・・そうなんです一度見に行かなくちゃあと思っていた“戦艦三笠”倅が会社を休んで付き合ってくれると言うものですから甘える事に。

戦艦三笠がある三笠公園の最寄り駅、京急本線の横須賀中央駅で倅と合流し歩く事10分ぐらいでしょうか、おお~戦艦三笠だあ~


 バルチック艦隊を迎え撃ち圧倒的な勝利を収めた日本海海戦、んん!やっぱり司馬遼太郎の坂の上の雲を読んでから更に観に行かねばと思っていた戦艦三笠。

 この戦艦三笠ですが海に浮かんでいるのではなく岸壁にコンクリートで固めているのですが全然、違和感はありませんでした。

 リーフレットには世界三大記念艦「みかさ」公益財団法人 三笠保存会と記述されています。

 船尾に在るデッキ、スターンウオークと言うのだそうですが長官室からドアがあって出られるのです、つまり長官 東郷司令長官の専用デッキなんですね。


 長官室です。


 艦橋 操舵室



 最上艦橋・・ここから“天気晴朗なれども波高し”のフレーズが発せられた。


 Z旗が掲げられる最上艦橋で誰もが知っている絵がありました。


 東郷司令長官、参謀(秋山真之)、参謀長(加藤)、伊地知館長と立っていた場所をプレートで示しています。


 最上デッキを下から見上げる。


 最上艦橋から見る30cm前部主砲


 逆光ですが30cm前部主砲の砲口


 上甲板、錨の鎖があります。


 そして、これが錨です。


 これは錨を上げ下ろしする治具?クレーン?だと思います。


 分厚い装甲の戦闘指揮所、現在のこれはハリボテ?ですね。


 15cm副砲


 15cm副砲の操砲展示


 15cm副砲を外から見ると


 兵員のハンモックもあって、ここで寝起きもするのか!!


 他にも船内には沢山の展示があり全てをゆっくり観たいのですが時間が足りません。




 そうそう、倅と見て回っていた時に説明員のオジサンが“日本海海戦の時に日本とロシアの戦力差は如何に!!と問われましたのでロシアの方が勝っていたのではと言ったら・・

 大間違いです、ロシアは日本の1/10??スミマセン忘れてしまって良いかげんな数字ですが、何れにしても戦力は日本の方が勝っていたと熱弁をもって説明されました。

 ロシアは日本を見縊(みくびって)っていたのです、日本海軍を作った山本権兵衛さんがロシアを大きく上回る艦船を準備していたのだ!と、それ以外にも熱い説明で我々父子はタジタジ(*_*;に。

 ご出身はと聞くと江田島を卒業され潜水艦に6年・・この年数も記憶ですので間違っているかもしれませんが、それから武官としてアメリカにと言うエリートでした。

 むむ!!侮れないぞ、と思っていると長官室に入ってきた子供連れ外国の観光客に今度は英語で熱弁をふるって説明されています・・すげえぇ~(@_@)武官経験者の元自衛官でした。

 因みに娘さんはアメリカ海軍の将校さんと結婚されているそうです。

 もう15時です、アリャリャ時間切れになって急遽、皇居に移動しなければなりません。。


 東京は広いですなあ~電車も早いけど皇居に着いたのは16時近くで、こんな時間では二重橋でご挨拶申し上げるしかありません、申し訳ありません。


 振り返ると大都会東京の丸の内ピル群が(@_@)異国の風景!??皇居前広場の砂利音を聞いて次なる目的地である靖国神社に急ぎます。


 本当は靖国神社の遊就館を観たかったのですが16時で閉館です・・残念でしたが本来の目的である靖国神社を参拝して長旅目的の全てを終える事になりました。


 まあ~時間切れで2か所をと言うか三笠も時間切れでしたから今度は2日間を東京に当てて再度の訪問をしなければ・・と。

 靖国神社にはさくらじい、お袋の弟(叔父)が合祀されています。


 遊就館


 日が暮れるのが早くなりました、帰りは22時発の寝台特急サンライズ瀬戸のシングルを予約していますので未だ時間はあり過ぎる程、近場の居酒屋で倅と一杯。

 でも何だねえ居酒屋の店員さんはアジア系外国人のお嬢さんが殆ど、本当に日本人の若者は何処に行ったのでしょうか。

 もう良いよ!と言ったのですがサンライズ瀬戸が入線するまで倅が付き合ってくれました、まあ~親父も爺さんになったから心配だったのかもしれません、有難う。


 土日のサンライズ瀬戸は琴平までですが高松経由ですから、さくらじいは高松手前の坂出で降り在来線の普通に乗り換え善通寺下車です。


 シングル個室です、2回目の乗車ですが前回は1階の狭い個室でした、今回は奮発してのチョットだけ広い2階のシングル個室です。


 シングル個室、特急料金含めて¥10,800.-お手頃価格でグッド。


 ゴトン・ゴトンと夜が明けて瀬戸大橋を通過したら後少しで坂出です。


 7時09分 坂出到着、善通寺に着いたのは7時30分ぐらいだったでしょうか。


家に着いて裏庭から琴平へ向かうサンライズ瀬戸が見えました

 おお~上空には一朶のくもが浮かんでいます。


五泊六日の長旅も無事終了( ^ω^)・・・┐(´д`)┌ヤレ・・でございます。

 でも、こんな長旅も最後かなあ~72歳のジジイには二泊三日が限度かもしれません。

 ( ,,`・ω・´)ンンン?・・未だ稲刈りが終わってないじゃん、明日か明後日にはさくらじいさん手伝ってくれんかのお~Σ(゚Д゚)と猫の手商会に依頼が有りそうです。

 長旅とは関係ないのですが2010年10月にハセガワのプラモ戦艦三笠を作ったのです。

 この頃から本物を見に行かなくてはと思う様になったのです。





さくらじい残日録10月号 長旅Episode 1 

  今回もJR土讃線を走るアンパンマン列車、特急南風に乗って長旅のスタートです。


  岡山で山陽新幹線に乗車し東京で東北新幹線に乗り換えて仙台へ、仙台は我が故郷ですが、やっぱり遠いなあ~・・勿論さくらじいはプシューと缶ビールを開けて弁当を食べ乍らですから苦にならない、じじいになったからかもしれませんが、これが好きなんです。



  我が故郷、何年振りかなあ~、駅舎が新しくなってからも長い時間が過ぎた。



  仙台では元会社の朋である広島のしげじい、札幌のあおじいそして地元仙台のしがじいと合流し仙台駅近場の居酒屋で“久し振りカンパ~イをしたのは言うまでもありません。

 秋田(横手)に行く前に仙台に寄って、しがじいと飲もうと言ったのは、しげじいで、あおじいも賛同・・私!?さくらじいは故郷ですから二つ返事と言う訳での飲み会となりました。

  勿論、翌日の温泉宴会がありますのでセーブ・セーブ

  翌日、スッキリ爽やかに仙台から秋田新幹線に乗車



  秋田新幹線 こまち、約2時間ですから駅弁の時間はありません。


  秋田の手前、大曲駅で下車、ここで横手在住のきよじいと合流です。


  横手では、きよじいが待っていてくれました、きよじいの車に乗り込んで。

  元会社の朋、4人じじい旅の始まりです。



  今日の宿泊宴会場、上畑温泉(さわらび)のチェックインには早すぎますので観光するべえ~と言う訳で角館 武家屋敷に。・・ここは前にも行った事があるのですが。

  ( ,,`・ω・´)ンンン?・・秋田犬?


  犬好きの、しげじいが近づくと・・ムックリと起き上がって出迎えてくれました。

 しげじい、には愛犬りん(メスのマメ柴犬)がいて・・うちの娘に似てるとスマホで写真を撮っています。



 角館 武家屋敷






 あれれ、記憶にない・・きよじいの撮影です。



 青柳家に伝わる甲冑と刀剣です。

 きよじいが、かまくら観るかあ~と自家用のハンドルを切って角館から横手に入って横手市ふれあいセンターに到着

 おお~本当の雪で固めた本物“かまくら”がありました。

 入って全員が開口一番(@_@)おお~寒い、何とマイナス???℃・・すんません忘れました。


 半そでですから早々に出ました・・使用温度範囲が年々狭くなるジジイにはこのかまくらを観るだけで充分、冬の本物は観なくて良いです。


 途中、昼飯に横手名物の焼きそばを食べて増田まんが美術館を観て今日の宴会場である上畑温泉(さわらびに)には少々早めの時間にチェックインしました。


 ひとっ風呂浴びて、さて楽しみにしていた4ジジイ宴会の開始です。


 生ビールを飲んで日本酒に替わって・おお~呑み過ぎにアラーム・アラーム。

 さくらじいはお調子者で調子に乗るとブレーキの効きが悪くなります。


 部屋に戻ってからも宴会は続きましたが何とか危険ラインは超えずに就寝です。


 翌朝、宴会酒の残りもなく温泉旅館(さわらび)の玄関ホールに飾られた釣りキチ三平を見る事ができました、( ^ω^)・・・┐(´д`)┌ヤレ・・でございます。


 お世話になった上畑温泉(さわらび)を出発、今日も青空の広がる良い天気です。


 次に向かったのは横手公園展望台、つまり横手城址です、横手城は別名を朝倉城と言って
山北三郡を領有していた小野寺氏の居城とリーフレットには書かれていて戊辰戦争の際に
放火によって炎上し落城、まあ~そうですね会津を代表に東北の諸藩は徳川幕府につい
いたからなあ~。


 立派な天守ですがコンクリート製のお城です。



 天守から見る横手市ですが遠方の山は“鳥海山”だあ~ときよじいが言っていました。


 この像は!?あの像とは違います、横手観光の最後に寄ったのは秋田県立近代美術館


 東北の秋田も暑かったです。


 おお~なんだこりゃあ~写真では分かり難いですが部屋全体が左に傾いていて体感と視覚がアンバランスとなって気持ち悪く真直ぐに歩けない。

 
 ピエロが覗いているのでカーテンを開けると何と上半身裸の美女が。


 こんな展示も、これは横手のお祭りですかね。


 さくらじいは、こう言うのが好きなんだね~


 こんな部屋もありました、平面に書かれた絵も立体に見えるから不思議です。


 これは2階から1階に滑り降りるスロープですが下りる時は殆ど垂直に(@_@)・・この恐怖と戦っている学童が居ました・・凄い!秋田の子は勇気あるなあ~と感心しきりです。


 昼も近くなり昨日から食べたい!食べたいと、しげじいが言っていた“稲庭うどん”を食べました、讃岐うどんも美味いけど稲庭うどんもコシがあって旨い。


 大曲駅まで送ってくれました、ここで皆さんとお別れです、来年は東京・高尾山の宿坊で会いましょう。


 この大曲駅って線路はここで終わっていて秋田から来た新幹線は先頭車両が最後尾の車両に、つまり折り返して仙台方面に進むんですね、これってスイッチバックと同じなのかなあ~・・よくわかりません。


 稲刈りの終わった田んぼを見ながら我が故郷、仙台まで戻ります。


 Episode 1 はここで終わりです。

 Episode 2 は長旅の続き、さくらじいプライベート旅へと続きます。