2021年5月24日月曜日

1/10金属ゼロ オリジナル金属ゼロの改修 機体重量と重心そして最終回

  ブログに動画を張り付けるために先に動画を撮影してYouTube動画に公開しているのですがYouTube動画を観て頂いている方から機体重心は?機体重量は?との質問を頂き、

 重量については実機換算より重くなるのを想定していたのですが重心については全く気にすることなく作ってきまして、まあ~言い訳になりますが実機図面通りに作ってるんだから・・なんて言う安直さもあったんですけどね。

 そんな訳で機体重量と重心の測定をしてみましたら(*_*;なな・何と図面にある実機重心値、防火隔壁中心から460mm(1/10縮尺模型では46mm)となっていることから約2倍後方にずれている事が判りました。

 先ずは動画を観て頂いた方が早いですね。

 と言う事なのですが先ずは後部胴体の外板張りから作業開始

 後部胴体の外板張りを終えたら前後部胴体の連結作業です、固定個所は4点


 連結を完了して先ずは機体重心の測定を実施、測定に当たっては前もって治具を製作しています。

 1号機の機体重心測定


 2号機の機体重心測定


 機体重量の測定はデジタル体重計を使用しました。

 ゼロ戦二一型の重量と重心要目

 測定結果を表にしました

 これは三菱ゼロ戦と米国グラマンの要目比較表ですが翌面積は同等ですが機体重量は全備でベアキャットの方が1.87倍と重い、これをカバーするのがエンジン馬力でゼロ戦の、これまた2倍なんですね・・むむ、成程。

 つまり少々の機体重量オーバーはエンジンでカバーできる、こじつけですが。

ゼロ戦のライバル、宿敵マスタングの全備重量は4581Kgもあるんだからねえ~


 機体重量は、ある程度はこじつけで何とかと思ったのですが重心だけはゴマカシが効かず如何ともし難く因みにゼロ戦二一型の栄エンジンは590Kgもあって機体重量の約1/3も占めるんだからねえ~






 と言う事でこれ以上の改修作業は困難であり新たに軽量化と重心に重点を置いた3号機への新たなる挑戦に頑張るぞお~とした次第です。

 まあ~諦め(# ゚Д゚)の悪いジジイではありますが。



 最終回の動画です。(*_*;むむ、無念ではありますが


 下が今回の改修作業を行った1号機で上が2号機です。


これは今回、作った重心測定用の治具ですが、これをもって重心の確認をしながらのチャレンジです。


ではオリジナル金属ゼロの改修も今回で最終回となります。

次なるチャレンジでお会いしましょう、皆様ご機嫌よう。



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