2014年6月20日金曜日

団塊世代のハワイ旅行 Episode 2

(ハワイ島 コナ 標高4200M マウナケアの夕陽絶景と天体観測)

 ハワイ旅行2日目、お疲れモードにも拘らず何とか5時に起きられて6時にはチェックアウト。
 ハワイ島R&Cハワイツアーのバスが迎えに、このバスはフォードのトラックをツアー用のバスに改装したのではないかなあ~、ドアの開け閉めは運転手が行うのですがマニュアルメカそうですねえ昔ですが日本のタクシーにあった後部座席の開け閉めメカを想像して頂いたら良いかと、しまったなあ~写真に撮っておけば良かった。
 6時30分頃にはホノルル国際空港の国内線ロビー(HAWAIIAN AIRRLINES)に到着。
 荷物を預けて身軽になってベルトを外して靴を脱ぎ厳しいボディチェックを受けて出発ロビーへ。
出発まで約1時間、飯っ食うかい?ロビーをウロウロ、爺さんの胃に合う食事は?無いなあ~食欲もないし!と言う事で結局、何も食べずに搭乗したのでした。


ハワイアンエーライン HA368便 7時36分発 ハワイ島コナ行 


 何せ治療中と言う事もあって搭乗ギリギリでトイレには行くのですが搭乗し始めてからテイクオフそして水平飛行までの時間が30分はあるので不安でしたねえ~、この飛行機はトイレが最後尾に一つだけ、座った座席が5Eですから前の方、上空で一回済まして何とか無事にハワイ島コナ空港に着陸。
 こんなリスクを抱えて何事もなく旅行の完遂が出来るのでしょうか甚だ不安な旅行ですが何とかなるかあ~。
 コナの空港??これが空港らしくないって言うかローカルには違いないのだけれども、やっぱりハワイの空港らしさを演出しているのでしょうか。

到着ロビーへ



何でしたっけ!レイ?花の首飾りは無かったけれど出迎えてくれた現地のツアー会社R&Cシーツアーズの人が貝殻を連ねた首飾りをジジイの首に掛けてくれました、これはこれで孫のお土産になるのですが。
ヨウイチヤング爺が出迎えたR&Cシーツアーズのナカムラ支店長に遅れた事や昨晩のホテル悶着の鬱憤が冷めやらず文句と言うか愚痴とクレームを申し入れる。

迎えてくれたバスに乗り一路、コナのホテルへ、空港を出たらハワイらしい景色が車窓に流れて“ああ~ハワイだなあ~”


んん!この光景は?ああ~溶岩か!

空港から出て間が無いのに溶岩がここまで流れてきているのか!火山の島に上陸です。



そうして着いたのがロイヤル コナ リゾート


R&Cシーツアーズのナカムラ支店長
 遅れての到着ご苦労様ですオーシャンビューの良い部屋を取っときましたから
 先ずは朝食をとってユックリして下さい。


オーシャンビューの部屋に入ってやれやれ一服、おっと全てが禁煙ルームで違反をすると掃除代金を取るぞ!!と書いてあります。
 さくら爺は禁煙して2年になりますが、シゲ爺は現役スモーカーで入室前に喫煙場所を探して“一服してから行くと言って消えました”さて部屋に入ってベランダに出ると“おお~!オーシャンビューだ。

 そうして、やっとマトモナ朝食に在りつけたのでした。



朝食はバイキング形式です、味は悪くない。
 勿論、ビヤー3杯を注文、ヨウイチヤング爺は昼飲んだら後が怖い!と飲みませんでした。ヨウイチ爺と言ったら俺は皆より若い!と言うのでヤングを入れました。

そうそう、もう一人の仲間を紹介しましょう、同行団塊世代の最長老、シンロク爺さんです。
 4200M・マウナケア山頂へのツアー出発時間は14時05分、午前中は自由行動となっていてJALのトラブルそして遅寝、早起きで体調はイマイチだったのですがコナの観光街は散策しなくちゃ!とシンロク爺、ヨウイチヤング爺そしてさくら爺の3人で出かけたのでした、えっ!シゲ爺?シンドイから寝る、と言って一人留守番です。
 コナの観光市街は下図のとおりで我々の宿泊ホテルは②のROYAL KONA RESORTです。


宿泊ホテル②のロイヤル コナ リゾートを出て

 Kailua Konaを“ぶらり”2時間ほど楽しみました、
 この辺りの海岸は王族の別荘地だったと言う事でフリエヘ・バレスと言う王族の別荘があり多分に漏れず、玄関に入ると、おばちゃんが居てチケットを購入して見学。
 ショッピングモールと言うのでしょうか観光客相手の店がならぶ中をお上りさんよろしく歩いていると若くてピチピチのお姉さんから声を掛けられます、コナコーヒー飲んでって!その声に魅かれて店内に入ると、そこはコーヒーの販売店でした。
 試飲を勧められ飲んだら最後!冷やかしでは帰れない小心者の集団ですから先ずは、さくら爺がコナコーヒー Medium Roast 一袋 弗24.5 高いのか安いのか??可愛い女の子には何時も乍ら甘い!と言われそうです。写真を撮っときゃ良かった。

 当然、シンロク爺もヨウイチヤング爺も買いましたね。



帰る途中で作業員に静止を強要され、ん、何事か!と上空を見ると道路に被さって危険になったのでしょうか、結構な高所での枝払い作業をしていました。日本ではない光景ですね。
 ホテルに帰るとシゲ爺も元気になってビールを飲もう!と言います。

 うう~ん!これから4200Mのマウナケアだからなあ~と一度は躊躇するのですが誘惑に負けてビヤー ツーと注文、頭の中で“オイ!トイレは大丈夫かっ”と声がします。



14時05分
 さて、いよいよマウナケア山頂と天空の星空観察に出発です。
 ツアーバスに乗ると運転手兼ガイドさんが走りながら言うには。
 これから行くマウナケアの山頂は富士山より高い4200Mあります、高山病になる心配がありますので途中、標高2800Mのオニヅカ・ビジター・センターで高地順応のため休息して用意してある弁当で夕食をして頂きます。
 それから高山病と高山病対策のレクチャーをバスの中で聞くのですが登山嫌いのさくら爺にとっては初体験、因みにシンロク爺とシゲ爺はそれなりの山男で若いころには海外の高い山も経験していると言っていて余裕の表情。
 まあ、さくら爺にとってはトイレの心配と高山病のダブル心配があり勿論、このバスにトイレなんて無いですから可成りハードで不安なバスツアーの始まりでした。
 そんな不安あるのにビールを飲むなんて!後の祭りですね。
 参考までに日本の最高峰である富士山は3776Mですから。

 富士山より高い山なのに車で山頂まで行けるのは何故だろうと疑問に思ったのですが島全体を覆い被せる様にして出来た活火山、成る程、山頂までなだらかな斜面になっているんだ。

 全景を撮ろうとチャンスを窺っていたのですが高所の天候が悪いのと車窓からしか撮るチャンスが無いので、こんな写真しかありません。


 スバル天文台がある山頂を下から撮りたかった、車窓から一瞬チャンスがあったのですが残念!!でした。

 やはり火山の島なんですねえ~道中の至る所にうねった溶岩の景色が、凄い!です。



 標高2800Mのオニヅカ・ビジター・センター に到着し、ここで高地順応の為に弁当を食べる事になるのですが、これが、鮭・鳥のから揚げ等のおかずとご飯の弁当でした。
 運転手兼ガイドさんに聞くとコナの寿司屋さんからと言う事でした。

 1986年のスペースシャトル事故に遭遇し亡くなられたオニヅカさんですが南コナのご出身、建屋の片隅に紹介パネルがあるのですが、私は見逃してしまいました、この写真はシゲ爺の撮影です。



4200M マウナケア山頂に到着。
 うんん~!やっぱり空気が薄い、車から降りて歩くとフラフラします、大丈夫かなあ~ちょっとだけですが心配になります。

 フォードトラックを改造したと思わせる観光バスですが、きっと4WDなんでしょうね。


山頂から下界を望む、今日は天候が悪く雲海となっています。


 反対側を観ると天文台群が夕陽の沈む絶景として観る、ヒャア~感激!



日本のスバル天文台、こんなに間近に見られるとは思ってもいませんでした。


ダイヤモンドスバル!とでも言うのでしょうか。

 日本人として誇らしいっす!!


こんな高所にトイレはあるのか?私にとって一番の心配事なのでガイドさんに聞くと、“この場所から80M下がった所に簡易トイレがあります”当然この感激を味わう前に下って行ったのですが戻ってくるのが大変で、空気が薄いためかフラフラしてヤバイなあ~たかが80Mされど高所の80M、倒れたらイカン!と休み、休み慎重に戻ったのでした。
 この後は下山途中で天体望遠鏡を使っての天体観測、下って暫くすると周囲は真っ暗です、場所は解らないのですが広場にバスを止めて空を見上げると、何と!天空に広がる星、流石、世界各国の天文台があるマウナケア山です。
 南十字星を観ました、大熊座こぐま座も観ました、何せ今回のガイドさんですが星座オタクじゃないだろうか?俄然、張り切りだしてのマシンガントーク、ちょっと待ってね!とバスから天体望遠鏡を取り出し組み立てて月・土星そして、何だっけ・何とか星雲が見えまあ~す。
 まあ熱心にガイドくださってホテルに戻ったのは23時を過ぎていました。
 明日はホテル発7時10分のハワイ島一周観光・・早いぞ~。
 で、もこのままでは眠れないし、自動販売機もないんだよなあ~、シゲ爺が持ってきた紙パックの焼酎をグイッ!と飲んで就寝。
                              続く

2014年6月13日金曜日

団塊世代のハワイ旅行 Episode 1

(マウナケア山頂&ハワイ島1周観光付き!新感動体験ハワイ島とホノルル2島めぐり)

 60歳の停年を迎えた頃から同じ境遇の同僚や親しい友人と海外旅行をする様になり初回はサイパン、2回目はカンボジアのアンコールワット、3回目がアメリカ東海岸そして4回目となるのが今回のハワイ旅行です。
 スケジュールでは第1日目の成田22時発のJAL782便で出発し同日の10時38分にオアフ島ホノルル着。
 ホノルルを13時15分発のハワイアン航空148便で出発し13時59分にハワイ島のコナに到着予定でした。
 それが!!悪夢と言わないまでも羽田空港??の待合ファーで1夜の仮眠をとる事になろうとは。
 えっ!成田から飛んだんでは?
 重い旅行バックをJALカウンターに預け身軽になったところで出国前の腹ごしらえと何故か寿司を食べ成田空港は広いからと、早めに出国手続きを済ませて搭乗口待合に、やっぱり爺さんのグループですから、待つ方が気が楽と言うものです。
 そうして搭乗した成田発ホノルル行JAL782便、スムーズな旅の始まりです、成田を飛び立って約2時間、機内食を食べ虚ろ、虚ろしていると隣に座っているシゲ爺が前席の背中にある液晶モニタ画面を見て飛行機の向きが日本に向いている??ええ~そんな事はないだろう~、同じ質問をFAのお姉さんにすると表情は見えなかったのだけれども機長の方から機内アナウンスがあります、と言う。
 それから数分後、機長の○○です、JAL782便は油圧系統の一つに不具合があり回復の見込みがないので緊急に羽田空港へ引き返しています。
 ??!!ええ~、そんなあ~
 少しのザワメキがあったけれども不思議と皆さん冷静に、と言うか目立って文句を言う客もなく飛行機は羽田に向かって飛行したのでした。
 やっぱり命に関わる判断ですから誰も文句は言えないですね、文句を言うとしたら無事に羽田に着いてからでしょうか。
 緊急で羽田空港に向かうJAL782便、それ程不安もなく心配もしませんでしたが根が小心者のジジイですから流石に寝る気にもなれず機内放映の映画を観て2時間をやり過ごす事にしました。
 どれどれ!何を観ようかと映画リストをチェックしていると「アナと雪の女王」もあるじゃないですか、ああ~、孫が“うっとりしたあ~”と言っていたアナと雪の女王、ジジイが映画館まで行って観る事はない映画、ジジイも“うっとり”してみようと見入ったのでした。



 ありのお~♪ ままのお~ ・・・なるほど うっとり


 夜中の約4時間の戻り飛行であったが不思議と眠気もなく翌日の1時30分に羽田空港へ緊急着陸となった。
 JALはホテルの手配もすると言っていたが機材の修理を行って出発するのでホテルに居るのは3時間ぐらいでしょうとの説明がありホテルに入って3時間もしないで戻ってくるのも面倒と搭乗口待合ソファーでJALからもらった握り飯を食べ仮眠することにしました。
 
 駐機するJAL782便 ボーイング777


 ホンマに修理しているのかなあ~、技術屋の姿もみないし近づいてくる車もない。
翼のランプが虚しい!



寝たり起きたりゴソゴソ、持病の腰痛リスクも抱えてのさくらじいは結局のところ、ちょっとウトウトしただけで白々と夜が明けてしまいました。


あれえ~!故障したボーイング777がありません。

 JALから1500円の御食事券が配布されましたので空港内で朝食、ん!何を食べたか忘れてしまった。食欲がなかったからなあ~、そうだ!朝からヒールとカレーだった!やけくそ!!だったかな。


 JALのアナウンス。
 JAL782便は機材の修理を行って出発する予定でしたが新しい機材の手配が出来ましたので機材を替えて出発します。

 やれやれ!結局のところ約11時間遅れての9時56分に改めてのテイクオフとなったのでした。 高度11887m 対地速度1022Km/h 外気温度-56℃



 日本は朝だけど夜のホノルルに向かって7時間と30分・・長いなあ~
日本では2日目の9時56分ですが時差がありますのでホノルルには1日目、21時35分のホノルル着。
入国手続きを済ませて旅行バックを取り出し空港到着ロビーへ、そうそう入国の際の審査官ですが、ゲートが2つあって左側の人は優しそう、でも右側の審査官はスキンヘッドで目つきが鋭く怖そうな!おっちゃん。
 右の人が良いなあ~と思っていたら自分の前に居るシゲ爺が呼ばれるではないですか、あっちゃあ~と思っているうちにスキンベッド審査官が私においでおいで、ええ~い、ままよと審査官の前えへ出てバスボートを渡し、言われるままに指紋照合があって顔写真の撮影そして審査官が一言“What is the purpose of your visit?おお~俄か勉強していたフレーズが、すかさずJust sightseeing と答えるとオオーと理解した様子で次の質問が   
How long do you plan to stay? ええーと1日ロスってるからあ~ シックスデイズ
OKの返事があってパスポートを返してくれました。ヒャッホー抜けれた!無事に到着ロビーに出る事が出来てホット一息。
 いや~、備えあれば憂いなしとは、このことか!と変に納得したのでした。
予定では朝の9時にホノルル空港着そのまま国内線に乗り換えてハワイ島のコナまで移動だったのですが当然、21時過ぎの便はなくホノルル空港の到着ロビーへ出るしかありません。
 到着ロビーでは現地旅行会社であるハワイ島R&Cハワイツアーの送迎バスが出迎えてくれました。
早速、R&Cのバスに乗ってJALが手配したホノルルのホテルへ、ホテルの名前を憶えていないのですが簡単には寝せてくれません、ホテルの受付カウンターでひと悶着。
JALが手配したホテルの予約表をカウンターのお姉さんに渡すと何やら“この予約表では1部屋しか用意できない!と言っているらしい、でも我々は4人のグループだから二部屋がいる!!貴方たち一部屋2ベッドに4人で寝るか?とも言う、何を言っているんだあ~、怒鳴りはしないけれど手振り身振りで二部屋がいる!と言うとカウンターの奥に入って行ったお姉さん。
 上司と連絡をとったのでしょう、暫くして出てきたお姉さん、OKと言ってそれぞれの名前が入ったカードキーを4枚渡してくれました。
 何やねん!
 やれやれ!やっとマトモに寝られる。
 どうも2人の名前が入った予約表が2枚あったらノープロブレムでチェックインが出来たらしい、それが4人の名前が入った予約表が1枚しかなかったからのひと悶着!
 我々団塊世代の一言・・“勘弁してよお~”
 日本のホテルなら当然あるビールの自動販売機、ハワイにはありません。 
このままでは寝付けないとシゲ爺が持ってきた日本酒紙パックを飲んで就寝、明日は5時起きで出発は6時頃、色んな事があったなあ~ 目覚ましを掛けて就寝・・・。
流石ぁ~シゲさん日本酒を鞄に忍ばせるなんて正解です。


 明日はマウナケア4500Mの山頂・・大丈夫かなあ~   続く。