会社の健康保険組合が実施する胸のエックス線一般撮影と血液検査そして身長体重の健康診断も43歳になると成人病検診となってエックス線による胃の透視、超音波診断装置による肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢等の検査がプラスされ更にメタボリックシンドロームなどと言う言葉を耳にする様になって腹囲の計測もされる様になってきました。
そんな成人病検診ですが広島時代の56歳検診ではヘモグロビンA1cの値が旧基準値で10.7%と言う高値に驚き、翌年は直腸の再検査で大腸ファイバーによる検査を受けてポリープの切除を行い又、数年後に不整脈で心臓の再検査を受け更に一昨年の検診ではバリュウムによる胃の透視で食道に異常な影が在ると言われて再検査となり一番嫌だった胃カメラを飲む事になってしまいました。
幸い、食道に在る異常な影は過去にあった逆流性食道炎の治癒跡と言う診断で胃の中も異常がないと言うお話がありホット一安心、そうそう話は前後しますが突発性血小板減少紫斑病も2006年7月の成人病検診で血小板数9.6×104μL、深刻な数値ではないのですが少ないなあと言う不安からでした。
毎年、何らかの疑いがあって精密検査を受ける事になる健診ですが健診を受けていなかったら今頃は生きていなかったかもしれません、高齢者となって尚更、健康診断の重要性を実感しているのは勿論ですが伴って歳をとると言う事って、どう言う事なのか解ってきた様な気がします。
平成25年度の健診は申込みが遅かったせいもあり昨年中は一杯で予約が取れず今年に入っての1月24日に四国こどもとおとなの医療センターでの人間ドックを又、オプションで脳のMRI検査もプラスして受診しました。
やっぱり66歳ともなると気になるのが脳ですよね、心臓もそうですが心臓は取りあえず心電計で検査はしているので過去に一度も診ていない脳を診て見なければと、今回オプションですが初体験です。
採血、検尿、検査前の医師による問診から始まって心電、胸のレントゲン、超音波と進み健診メインイベントである胃の透視が済んでホット一息そして医師の診察があって午前は終了しオプションのMRIは午後からと言う事になるのですが医師の診察で早速、疑いが指摘され今年も要精密検査項目が、気分は正に、あっちゃあ~今年もか~!
要精密検査項目って?そのお話は後日のブログで致しますが先ずは初体験であるMRI検査の報告から。
放射線科の受付に依頼表を出し、これを書いて下さいと渡された問診票を書き進めると、身体に金属を埋め込まれていませんか、磁石で固定される入れ歯は使っていませんか。
ん!酒好きが高じて使用する羽目になった部分入れ歯に磁石を使っている、気になりましたが“有り”にチェックを入れて提出。
MRI室の前で待つこと数分して技師さんが
櫻田さん、入れ歯の磁石がMRIの強力磁場で磁力がなくなってしまうかもしれません、どうしますか!と言う。
当然、入れ歯自体は取り外すから良いのですが歯の土台に付けられている磁石の心配をしているのです。
うっ!う~ん、ここまで来て中止なんて!歯は治療すれば良いし脳の方が命のリスクが高いしなあ~。
入れ歯の磁力が無くなってもショウガナイですから受けます。
こんなやり取りがありましたが金属色に光った重い扉が開いてMRI室へ入るとドーム状になったガントリーとベッドが目の前に。
上向きとなってベッドに寝ると頭部分と首から胸の部分にコイルと技師さんが言った格子状になった、お面を被されて、検査中は高い音が出ますので耳栓をしますと説明があって耳にはヘッドホーンが付けられバックグラウンドミュージックが流れています。
技師さんが重い扉を閉めて操作室へ、準備完了、検査の開始
。
ベッドが動いてガントリーと言う円筒状のトンネルの中へ頭から入り格子状のコイルとトンネルの天井のみが見えます、閉所恐怖症ではないのですが確かに閉塞感があって長時間は耐えられないかな~、検査時間は30分程度だった様ですが長く感じられました。
それも、あのビビー・ドドドー・ガガガー・ドンドンドン・ピリピリビリ、表現が上手く出来ないのですが騒音が凄くて、もう終わりかな~と思っても次の音が響く、やっぱりこの騒音も検査時間が長く感じる理由なんだろうと思いました。
この騒音は何故?今は便利なインターネット検索がありますが“撮影する写真の厚み及び位置関係等を決定するために必要とする傾斜磁場コイルに・・と概ねこんな内容で書かれていましたがイマイチ、ジジイには理解が?でしたので興味のある方は是非インターネット検索を。
宇宙人に誘拐され実験台にされている我が身を連想させる騒音のMRI検査でしたが実は40歳代のころでしょうか所属していた会社でも輸入品ですが販売したことがあり原理や構成等の勉強をした事があるのです。
人間の体を構成する水素原子の核はコマのように回転していて~そこに強力な磁場をかけるとコマが倒れ磁場を切るとコマが元に戻る、その戻る時に発生する微弱な磁気が情報となってえ~・・・定かではない過去の記憶ですが何れにしても難解で私には荷の重い商品でした。
初体験のMRIによる脳検査でしたが結果は異状なし、で良かった!良かった!なのですが他の項目でチェックが入り来週に1回、そして3月に入って1回の精密検査となってしまいました、何れも予約順の検査で深刻な状況ではありませんのでご心配無きようにお願い致します。
結果報告は2/2で致しましょう。そうそう心配した入れ歯は大丈夫でした。
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