始めに進捗写真をお見せしましょう、プロペラとスピナーはエンジンへ仮固定しています。
海軍航空技術廠 機体とプロペラ・スピナーの大きさと位置関係図
海軍航空工廠 要目表
プロペラ
名 稱 : 住友ハミルトン式
型 式 : 金属製 三翅 恒速可変節
直 径 : 2m900
ピッチ : 角度 高45° 低25°
ラジコン飛行機のプロペラはニ翅(シ 翼・羽)が主流で三翅プロペラはインターネットで検索しても目的とする商品が見つける事が出来ずニ翅でやるかなあ~とも考えましたが「オリジナル金属ゼロへの挑戦」ですからね、作る事にしました。
プロペラを自作する!?高速で回転するプロペラですからバランスが取れていなければ振動も去ることながら危険極まりない事は承知していますが・・むむ!?出来るのかなあ~
実機はアメリカ ハミルトン社製のライセンス生産コピー品ですから海軍航空技術廠の図面集成にありません又、海軍航空本部の取扱説明書にもありません。
参考資料
ディアゴスティーニ 金属ゼロ 栄エンジンとプロペラ&スピナー
「三翅プロペラの製作」
プロペラ形状はディアゴス1/16プロペラを参考にしました。
形状を1/10サイズにコピーしたものを図面として製作。
竹材を削って成型した翅(ブレード)の原型に0.3mmアルミ板を張り付ける事で翅(ブレード)とする事にした。
プロペラ軸円板の製作
軸円板は1.0mmアルミ板材を使用
翅固定金具は市販の電材(銅圧着端子)を加工して使用
三翅固定後のバランスは3mm真鍮ナットを調整用として使用
部品の全ては2.6mmビスによる固定し製作した。
参考にしているディアゴス1/16栄エンジンとプロペラの模型ですが一般的にバランスをとるための重りをカウンターウエイトと言いますが。
プロペラ三翅のバランスをとるためのカウンターウエイトを真似てみた訳です。
ゼロ戦のプロペラはハミルトン社の可変ピッチプロペラを住友がライセンス取得して製作、写真の中央は可変ピッチ作動用圧シリンダでその周囲にあるのがカウンターウエイトです。
軸円盤に三翅を固定、当然ですが三翅は固定金具に2.6mmビスで固定。
エンジンシャフトにプロペラを仮固定してみる。
雰囲気的には良さそうですがピッチの角度については設定方がイマイチ解らないので目視での適当固定にしています。
これについてはエンジンで回してみてダメならプロペラ三翅(ブレード)の再製作も想定しております。
仮組ですが全体のバランスはこんな感じです。
プロペラのバランス確認のために製作した試験調整冶具です。
木 製のアングルに外形16㎜φ、内径7㎜φのベアリングを取り付け外形7㎜φの真鍮パイプを軸にしています。
バランスの状況については動画で説明をしております。
「スピナーの製作」
ディアゴスティーニ 1/16 金属ゼロのスピナー
因みにスピンナー・・昔からこの様に認識しておりましたがインターネットで検索してみるとスピンナー Spinner スピナー・・スピナーが正しいのでしょうね。
スピナー(spinner) 急回転する物・・高速回転するプロペラブレードの付け根を覆う部品ですからスピナーって呼ぶのか・・成程(・_・D フムフム
こんな図面を書いて0.3mmアルミ板材を切って作ってみましたがイマイチ上手く作れません
何回も作り直して最終的に辿り着いた形の図面ですが、この花模様の形に0.3mmアルミ板を切りへらシゴキによる成型でスピナー先端部分を作りました。
お得意のへらシゴキでゴシゴシと丸みをつけ成型していきます。
張り合わせはアルミ粘着シートを使用しています。
補強材を作り接着剤で固定します。
前後を結合させて完成です( ^ω^)・・・まっ!?仕上がりに不満はあるものの妥協の産物は否めないです。
プロペラに取り付けてみる・・こんな感じです。
失敗作品です、そう4個は作ったかなあ~・・ホンマに我ながらよう~やるよ!?
そうそう、皆さん!?優れものを見つけました、ホームセンターで見つけた接着剤ですが金属どうしの接着でも満足いく強度でした、安くて優れものお奨め商品です。
インターネットでスピナーの製作をキーワードに検索すると皆さん苦労されて製作されている、そして趣味人の極みと言いますか、凄い出来だなあ~と言う写真は何と( ゚Д゚)旋盤加工によるアルミの削り出し・・むむ!?なあ~るほどねえ~( ^ω^)・・・上には上が・・とても真似は出来ません・・です。
でもミニ旋盤は魅力的だよなあ~( ^ω^)・・・欲しい
ここまで作って・・( ,,`・ω・´)ンンン?カウリングとのバランスがイマイチなのです・・どうしようか・・次回の報告はどうなるのか・・むむ!?
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