メタボリックが気になりだした中年と言われる年齢になってから会社が実施する成人病健診を義務的に受診して60歳を過ぎた頃より要精密検査項目も数回ありましたが、たいした事もなく自分が重篤な病気になるなんて考える事すらしませんでした。
高齢者雇用も勤め上げ残りの人生を楽しまなくて何としょう等と言いながら毎日が日曜日を過ごして1年が過ぎた今年の1月に退職して初めての人間ドックを受診したのですが。
その経緯と途中経過は先に報告した通りですが、もう一つの要精密検査で発見された膀胱の腫瘍、青天の霹靂とはこの事か!最大のピンチに遭遇した2か月でした。
先のブログで宿題にした顛末を記述しますが2回目の膀胱内視鏡による手術と細胞採取による診断で『悪い顔をした細胞』を認めないとの報告があり今後も治療は続くものの最大のピンチは脱出する事が出来ましたので先ずは一安心の状況となっています。
最大のピンチに至った顛末を報告しますと。
今回の入院はブログ(人間ドックとMRIそして・・?1/2)で公開しておりますが人間ドックの結果で前立腺の癌マーカーであるPSA値が4.37(正常値は4.0以下)と出た事による精密検査であり2泊3日の入院で前立腺の生検をしましょう、と言う事でした。
入院して2日目、さて脊髄麻酔がなされ生検を行う前に膀胱も診てみましょうと膀胱内視鏡を挿入して観察を進めていく(挿入の状況は見えないので状況は想像するしかないのですが内視鏡画像は頭上にある液晶モニタで観る事が出来ます)んん!!貯留槽の水中に揺れるカリフラワー状の如く異物が見えるではありませんか。
あっ!ヤバイなあ~と思ったとき、さくらじいさん、膀胱内に腫瘍がありますので前立腺よりこっちの切除が先だなあ~とドクターが。
その様な事態が発生し急遽、前立腺生検の手術が膀胱がんの切除手術に変更され膀胱内視鏡先端から伸びる治具と電気メスにより切除回収そして球状になった電気メス先端の電極により山肌が野焼きされるイメージで処置され当初30分の予定で始まった手術でしたが1時間30分の長丁場の手術となってしまったのです。
術後は再発防止を目的とした抗がん剤を膀胱内に注入して放置し1時間後に解放排出を3日間続けて6日間の入院となった次第です。
手術後の月曜日に外来で泌尿器科を受診すると回収した細胞の診断の結果では悪い顔の腫瘍も有り最悪は膀胱の摘出も想定しなければならないなあ~と医師から告げられ正直ショックを隠せませんでした。
何れにしても即、生死に拘わる重篤な状態ではないのですが膀胱を摘出してしまえば再発のリスクはゼロになる訳だから一番安心なんだけれど、でもなあ~身体の外に袋を付けて処理しなければならなくなる。
我が、ど頭の思考回路がぐるぐる回って・・・最大のピンチに遭遇してしまった。
医師からは先ず転移の有無を確認する必要がありますので直ぐにエックス線CTによる尿管・腎臓の造影検査をしますと言われたのですが先のブログにも書きました通りこの週は大腸の内視鏡検査もあり結局、大腸検査の翌週月曜日14時45分の放射線科予約となったのでした。
因みに今回の脊髄へ注射する下半身麻酔について初体験と言う事もあり不安で怖かったのですが心配する程のこともなく終了して手術に臨む事ができました。
麻酔科医に背中を丸めて下さいと言われエビの様に丸め麻酔注射をする位置を探る感触があり、先に皮下麻酔をします、チクッとします、ちょっと痛いですが我慢の範疇でしょうか。
そうして麻酔が効いてから本番の脊髄麻酔注射が“痺れはないですか”と言われながら、されるのですが皮下麻酔のお蔭で痛みも感じずに終了。
後は冷たい物を下半身の各所に押し当てて“ここは冷たいですか”と確認していくと言った手順でした。
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