2014年5月6日火曜日

BCG膀胱内注入療法2/8回目を受けて

 膀胱癌の顛末は先のブログの通り幸運と申しましょうか転移もなく浸潤もなく切除された膀胱癌ですが退院して一週間後の外来診察で術後の尿も綺麗だし悪い顔の細胞も無いのでBCG膀胱内注入療法を8回行いましょう、と医師から治療方針が示されました。

 病院から頂いた「BCG膀胱内注入療法はこんな治療です」と言うパンフレットには

 BCGは結核予防ワクチンのBCGと同じもので、ウシ型の結核菌を弱毒化したものです。この生きたBCGを膀胱内に注入すると、BCGは腫瘍部位に付着し、細胞内に取り込まれます。すると生体はBCGを異物とみなし免疫応答が起こります。この免疫応答が癌細胞も攻撃し破壊、死滅させると言われています。
 と書かれています。
 医師から示された治療のスケジュールとしては週1回のBCG膀胱内注入を8回繰り返し行うと言うものでした。
 
 何でもそうですが初体験は不安なもので、このBCG膀胱内注入療法とは?如何なる手技で実施されるのか又、対象箇所が箇所だけに恰好良いものではないし・・等と考えていると名前を呼ばれて処置室へ。
 処置用ベッドに仰向けになって躊躇していると看護師さんがズボンとパンツを下げて下さいと言う。もう!何て言うか手術と入院を二回もやると恥ずかしいも何も感じなくなって淡々と指示に従う自分に驚きです。
 そうして医師により細管が尿道から挿入されるのですが、痛くもなく入っていく感触がして・・力を抜いてと言われてから・・何と表現したら良いかわからないのですが我慢できない痛さではなく・・ううっ~・・と言った感じで膀胱へ到達。想像ですが恐らくは尿道にある三方弁と言うかその辺りを通過する時なのかもしれません。
 “薬を入れまあ~す”この時は何も感じないです、細管が抜かれて終了。
 そうして待合室に出て1時間放置し後に採尿して異常のない事を確認して帰宅となりました。
 前述のパンフレットによると副作用としては
 熱がある(37~38℃台)・体がだるい(倦怠感がある)・尿の回数が増えた・排尿の時、痛みがある・尿に血がまじる・尿が出にくい・尿が濁っている、がよく見られる症状と記述されていましたが、特にひどい症状はなく尿の回数が多少、増えたかなあ~と言う程度でした。
 ここでも、そう心配する事はなかったと言うのが率直な気持ちでしたので、そんな副作用の心配もなく2回目は気楽に注入を受けたのですが今回は帰宅してから10分おきに尿意を感じ更に排尿する時に痛く、尿量も50mmℓ以下で体温を測ると27℃!何故か2回目の注入で副作用がでてしまったのです。
 尿には術後の残骸と言うか繊維状の異物もあるし、尿道が詰まってしまうかも!何て余計な事を考えてしまい思わず病院へ相談すると、副作用の症状と言う事で一両日、様子をみる事に。水分を多めにとって下さいと言うものの多くとって出なかったらどうなるの!と言う心配も、素人の浅はかさでしょうか不安になったり安心したりの繰り返しです。
 10分おきにトイレに入って痛さを堪えてチョロチョロ排尿、こりゃあたまらん!
 時間の経過とともに10分が20分に20分が30分に痛みも少しは緩和されてきたかかもしれません。
 日の入りも過ぎて晩酌時間、発泡酒を飲んでも良いのかなあ~酒を飲んでも良いのかなあ~。
 水分も多く取れと言われているし、プラス思考で何時もの糖質0の発泡酒350mmℓを1本、日本酒0.8合の燗酒を1本、我が家では糖尿病制限もあって酒量の統制は厳格に守られているのです。

 食事が済んで尿意を感じトイレに行くと痛みもなくスムーズに排尿が出来て尿量も180mmℓ、結果オーライに一安心。


 4月も終わりに近づくと気候は良いし虫もおらず、夕方に前方の山を見て飲む一人酒、良いですなあ~、幸せ気分の一時です。

 お気に入り徳島県は大谷焼の2合徳利ですが中身は0.8合しか入っていません。


 元々、頻尿で就寝後の排尿回数を心配したのですが案の定この夜は23時~翌日6時までに8回(1000mmℓ)となって正に1時間おきに起きてトイレに通う羽目になってしまいました。
 少なくとも今日はその半分に収まります様にと願わずにはおられません、眠いっす!
 こんなシンドイ思いはするけれども命の遣り取りですから頑張らないといけません、こうやって好きな酒を飲めるなんて、やっぱり感謝ですね。
 でも後回しとなった前立腺が残っているんだよね~、全ては前向きに対処していくしかないです。
 6月は趣向の違う内容でブログに投稿したいです。

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